表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/191

60 対策

頭真っ白の俺とミドリだが、ふと気が付けば3人で風呂に入っていた。

テイルが全部やってくれていたようだ。

こういう時はなにも言わなくても良い本能型のテイルは有難い。


「マーマナはまだしも、グリフォンと普通に話してるのが異常なんだよな。」

「ご主人様、今夜はもう…」


ミドリがベッタリくっついて離れない。俺もニケが頭から離れない。


「主さま~~、コカトリスは、から揚げでたべてみたいな~~」

「ああ、テイル、から揚げにするか。」

「じゃあ、テイルが捌いとくね~~」


テイルがコカトリスを捌きに離れた…

残されたのは俺とミドリ…

死線を乗り越えた俺とミドリが2人だけ…

そしてミドリは俺の腕の中に…


来た!! ついにこの時が!! 

死線を乗り越えた2人がついにその時を乗り越え…


「主さま~~、けっこんしきするのかな~~」

「おわっ!…今日のニケは美しくも怖かった…かなーって…はは…」


本能型のテイルを出し抜けるはずも無かった…策を練らねば…


………

……


「今日は換金ついでに、ギルドで情報探ってみよう。」

「主さま~~、コカトリス美味しかったね~~」

「そうだな。これからも定期的に食べよう。売るのは核だけで十分だし。」

「はい、ご主人様、『かすみアミ』の仕掛も、驚きました。」


ミドリは一晩で復活したようだ。俺の介抱の賜物だな。

いつも通り荷車リヤカーでギルドに乗り付ける。


「あら、イオリさん、いらっしゃい。」

「やあ、お姉さん。いつも爽やかなお姉さんに、プレゼント。」

「あら?これは?」

「炭酸水。手に入る伝手つてが出来たので、お裾分け。美味しいよ。」

「おいおい、イオリ。うちの看板娘は渡せねえぞ、は、は。」


(ちっつ。あの野郎、調子に乗りやがって…)

(悔しいが仕方ねえよ。同じCでも実績に差が有りすぎらあ。)

(ああ。しかも貴族のお声懸かりだ。触らないほうがいい。)

(まあいい。そのうち、いつも明るい夜道じゃねえ事、教えてやるさ。)


「ふっ。イオリ、大人気だな。」

「ああ、あんなのは元の世界で慣れっこですよ。」

「まあ、イオリと違って、上がりたくても上がれない万年Cだ。許してやれ。」


「興味ないけどな、Bとか。それより買取ね、お姉さん。」

「はい! ナーガ、今日は10匹ですね。それと、コカトリスの核!!」

「ん?核だけかよ。コカトリスは万年品薄だ。少し回してくれると助かるが。」

「そうか。昨日は全部食っちまった。次は考えよう。」


で、ヴァーミトラは…いたいた。


「おはようございます、ヴァーミトラさん。」

「やあ。今回はコカトリスなんだ。あんな面倒なのもアッサリ狩ちゃうのね。」

「ちょっと実験してみたら、たまたま々 上手くいきました。」

「タマタマ…ね。」


「ヴァーミトラさんの方はどうです?なにか面白い話とか。」

「面白いかどうか…だけど。ムロータ将軍の勢いが止まってる。」

「アーミル将軍、さすがの読みですね。」

「いや、イオリ。止まり方が急すぎて違和感ある…ってさ。」


おっち、効き過ぎたかな…当事者でなくとも変に感じるようでは…


「でも、ムロータ将軍も、これには手を打つだろう…って。」

「なるほど…」


そりゃそうか。ハッキリ出た異変にはハッキリした原因がある。

その気になって探れば、対処法も思いつく…はずだよな。

すると、また今夜あたり来るかな、グリフォンさん。


「でもイオリ、ムロータ将軍が一直線に勝ち進まなくて助かったよ。」

「ヴァーミトラさんも、しばらくはユックリできますね。」


「…でイオリは今日、これからどうするの?」

「ジャラランバードのお店にうちの子達のプレゼント頼んでます。

今日はそれを取りに行こうかなと。出来ていればですけど。」

「イオリは相変わらすだね。かぶける余裕がうらやましいよ。」

さて、ムロータ将軍どう出てくるかな。


ーお姉さんがムロータ将軍だったとしたら、どう攻める?ー


《 そうねー。 1.セイコ・サオリを行けるとこまで突っ込ませる… 》


うげ。さすが女流。第一案がそれかよ…でも、それも有りだよなあ。

セイコ・サオリとはマトモに戦わないから、突っ込んできてもスルーだし。

行きも帰りもスルーされるから、戦果も被害も乏しい結果になる。


《 2.セイコ・サオリを突っ込ませてJターン。味方と挟撃きょうげきする 》


やっぱりな。この可能性が高いよな。

遠距離からのいやがらせ部隊が捕まるとは思わないけど、追い払う事はできる。


《 3.セイコ・サオリの中央部隊だけ引き上げる振りして凹む。あとは… 》


一種の『野伏のぶせ』…か。

最強部隊が撤退すれば追撃する気はなくても、確認のため追随しちゃうかもな。

ムロータ将軍がここまで凝ったことするかな?

追撃してこなければ、セイコ・サオリの不名誉だけが残るし。


ーお姉さん、流石さすがやね。心の準備はできたわ。ー


《 うん。マーマナちゃん、がっかりさせちゃ駄目よ。 》









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ