38 ステータス更新(6)
マーマナかぁ…普段はあんな透き通るような声だすんだ。
あんな子をセイレーンの成体は独り占めしてるとは、クソっ、児童福祉法違反だろ。
「主さま~~。ナーガがいっぱい死んでるよ~」
「なんか、すごいな。普通は皆こうやって倒してるんだな…」
「ズタズタになってます。」
「主さま~。核も残ったままだよ~」
これは…。フアルコンノートがナーガ蹴散らしつつ逃げた場所みたいだ。
「ミドリ、テイル。一応ナーガの核、集めてくれるかな。」
「わかりました。」
「全部集める~」
グリフオンは…まあ、居たらテイルが教えてくれるよな。
「ご主人様、集めましたけど…」
「持ち主に届けようか。」
「落とし物お届すると、良いことあるんだよ~」
この場合は厄介事があるかもだけどな…
下屋敷のレストラン、ラ・メゾンとかに行けば、誰か居るだろう。
まあ、暇なとき気が向いたら行けばいいさ。
「あ…俺達も忘れ物しちゃってたな。ナーガ罠、放り込んだままだ。」
「主さま~、今日はマーマナちゃんの思い出だけで、他はいらなーい。」
「それが合理的です。」
「そうだな。俺もお腹一杯だ。」
《 そうそう、大博打に勝ったんだから、勝ち逃げ有るのみよ♪♪ 》
「ぅおっ!…お姉さんか。コレ、勝ち逃げなの??」
《 立派な勝ち逃げよ。
あ、誉め言葉だからね。博打は勝ち逃げできる人だけが生き残るのよ。 》
「…そういう事にしておきます。」
《 それより、イオリ、貴方ってナチュラルに凄い事しちゃうのね。 》
「え?でも、ミドリもテイルも助けたい感じだったですよ。」
《 違うって。もう…鈍いわね。
セイレーンの急所に刺さってたんでしょ、矢。その急所にじっと手置いて…きゃっ! 》
「えー?いや、急所っても胴の部分ですし。」
《 ニャンコの脇腹まさぐってるのと同じなのに自覚ないんだーー鈍っぶ~い。 》
「…」
《 まあ、近々はっきりするでしょうね~。あー楽しみ~ 》
お姉さん、あの修羅場でそんな事考えて見てたのか。
さすがというか、余裕有りすぎというか…相手セイレーンだぞ。
《 ちゃんと名前も教えてもらってるし、もうこれは絶対ムフフよね♪♪ 》
お姉さん、絶対俺をいたぶって楽しんでるだろ…
でも、これだけ頭使ってるのに、まだバージョンUPしないんだな。
とにかく疲れた。かえってステータス確認して寝よう…
………
……
…
左右にミドリとテイルを呼び寄せる。
二人も今日は気疲れしたのだろう、画面見ずにくっ付いて寝てしまった。
だが、今の俺にはインナーがある。
触れるか触れないか…といった程度でもちゃーんと…ツン…ツン…と
ぬはは。インナー買ったのは大正義だった。
個人情報開示(合法)
【名前】木村伊織
【性別】雄
【種族】亜人類(人科)
【年齢】32
【職業】奴隷使い、スライムハンター、保護士
【体力】並
【知力】中
【精神力】中
【物理耐久力】並下
【精神耐久力】中
【俊敏】並下
【幸運】並上
【魔力】皆無
【固有スキル】 読(5)[Emotion Engine]
【学習スキル】 アフラシヤブ地方語 30男(上) セイレーン語
【装備】ナイフ 礼服 上級民一般服
【奴隷】ミドリ、テイル
【備考】婚約 テイル・ミドリ
保護士ってか。
…野良セイレーン助けました…まあ、そうだけど。
どうせなら手元に保護しときたかったな。
あの声で子守唄とか…
精神力系が中にUPしている。
まあ、我ながら頑張ったよな。
努力とか、頑張るとかが、まだ俺の辞書にも残っていたのは驚きだ。
個人情報開示(合法)-[忠誠115/100]
【名前】ミドリ
【性別】雌
【種族】亜人類(ドワーフ科)
【年齢】16
【職業】たぶん奴隷?
【体力】上
【知力】中
【精神力】中
【物理耐久力】上
【精神耐久力】中
【俊敏】並
【幸運】大
【魔力】弱
【固有スキル】物理構築(並中)
【学習スキル】アフラシヤブ地方語
【装備】パンツ(良) 槌(木製ハンマー) 短剣
礼服 上級民一般服
インナー(絽 平絹 紗)
【隷属】木村伊織
【備考】婚約(木村伊織)
忠誠がさらに上がった。
セイレーンを見捨ててたら地雷踏むとこだった。
神さま?も、もう奴隷と判定しづらくなっているみたいだな。
無理せず、ペットとかでもいいんだぞ。
いまさら神さまに文句いわないから。
個人情報開示(合法)-[忠誠115/100]
【名前】テイル
【性別】雌
【種族】亜人類(獣人科)
【年齢】17
【職業】たぶん奴隷?
【体力】上
【知力】低
【精神力】並
【物理耐久力】上
【精神耐久力】並下
【俊敏】上
【幸運】強
【魔力】弱
【固有スキル】猫なで、ペロペロ(上)
【学習スキル】アフラシヤブ地方語 ゴロゴロ(極) 日向ぼっこ
毛繕い
【装備】パンツ(良)、短刀、クナイ
礼服 上級民一般服
インナー(絽 平絹 紗)
【隷属】木村伊織
【備考】飼育、婚約(木村伊織)
テイルは新しく 日向ぼっこ を覚えたか。
いままでは自由に 日向ぼっこ も出来ない環境だったんだな。
あんなでも、案外過酷な子供時代だったのかもしれん。
………
……
…
《 おーい…コラ、まだ寝るな。無視はないでしょ無視は。 》
「ほ?…お姉さん、なんなんですか…」
《 まだ見てないでしょ。す て え た す… 》
「見ましたから…おやす…」 ゴンைை
うわっつ、物理干渉までできるのかよ…ってー
《 マーマナちゃんの、ステータスよ。 》
「それ、もろセクハラっす。」
《 反則・犯罪以外は何してもいいのっ!!見たい~~~!! 》
「ダメ。そんな事、お父さんが許しません。」
《 そーうなの、ふーん…じゃ、ミドリちゃんとテイルちゃんの夢枕に立って、
マーマナちゃんのおっぱい、ガン見していた事教えちゃおう~~♪ 》
「そ、そんな宿主の弱みに付け込むなんて、人道に…」
《 ぬるいっ!! 付け込まれるような弱み放置してるのが悪い。
弱みがあるなら遠慮なくグイグイ付け込む!勝負の鉄則よっ! 》
「あーもう、次また会えたら、そのときは見ますから。それでいいでしょ。」
《 次かー。まあいいわ。約束だからねっ♪♪ 》
急いでバージョンUP…しなきゃ…だ…な…zz




