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22 スライム狩

「今日は岩山で資材集めてから、アミール湖にいくぞ。」

「アミール湖は今スライム大量発生で危険では…」

「危ないことはしないから安心しろ。上手くいかなかったら見るだけで帰るから。」


岩山で二人に硫黄を集めさせる。20袋の大量の硫黄だ。


「あと、そこでグツグツ煮えたぎっている赤いドロドロを袋に掬い取るぞ。

熱いから気をつけろよ。半分ほど掬えばいい。」


赤いドロドロは熱で溶けた硫黄の高濃度溶液だ。それを温泉で少し薄めて2袋造る。

二人がせっせと作業している間、片肘でねころんで鑑賞する。


《 今日は二人ともお揃いの淡いブルーだね。ちょっと大人へ背伸びした可愛さがいいよね… 》


「おっと、お兄さんまで…。お兄さんなら微笑み一つで入れ食いだろうに。」


《 いやいや、俺はあくまで伊織のスキルだから、伊織が見れないと俺も見れないんだよ。 》


「利害は一致ってわけだ。で、用件があるんだろ。」


《 ああ。スライム狩に硫黄使うんだろ。結構いけると思うよ。 》


「やってみないとわからんけどな。スライムの表皮が半透膜ならいけると思うんだが。」


《 スライムの内側と外側で浸透圧の差をつけてスライムの内部の水分を吸い取って干し上げる作戦だね。 》


「兄ちゃん、おっさんと違って理解早いな。」


《 はは、まあ、世代が違うからさ。これぐらいならね。 》


「なにか補足事項はないか?」


《 あとは風かな。丁度いい風が吹いていて上手く風上がとれたらって感じかな。 》


「ああ、まあ、期待せずに見守っててくれ。」


《 櫛のほうは期待しているから焦って失敗しないでくれよ。視覚だけでなく、触覚も共有してるからね。 》


触覚も共有って…ちょっと待て、お兄さんの次にもし若い女が出てきたらどうすんだよ…


「集め終わりました。」

「よし、じゃあアミール湖にいくけど、テイル、風上から近寄るコースで案内してくれるか。」

「風上だとスライムにも気付かれちゃうよー?」

「直接戦う距離までは近寄らない。普通に見える程度まででいいんだ。」

………

……

ここがアミール湖か。っというか、湖面一面スライムで埋め尽くされていて水面が見えない。

二人に袋の硫黄の粉を、風に乗せてスライムにバラまかせる。

効果てきめんで近くのスライムから空気の抜けた風船状態にペシャンコになっていく。


「これは、魔法ですか?ご主人様、魔力皆無って??」

「わー、すごいすごーい、みんなペッタンコになっていくよー、簡単に踏みつぶせるー。」

「二人とも、ひしゃげて動けないスライムから核だけ拾って集めてくれ。

時々粉撒いて動けるスライムは潰してから行くんだぞ。」


二人が夢中で核集めしている。

集めながらジワジワ深入りするので、硫黄溶液で左右両側にライン引きつつ退路を造っておく。

溶液が残り少なくなったので二人を呼び戻す。


「二人とも、もう十分だ。この道から帰るぞ。」

「あ、こんなに奥まで来ちゃってたー。」

「ご主人様が、道を…やはり魔法??」


ミドリ、これは魔法じゃない。あとで教えるからとにかく戻ってこい。

二人が夢中で拾った核は2380個。いくら安くてもこれだけあればそこそこの金にはなるだろう。


「上手く捕れたな。じゃあ、風呂に戻って頑張って集めた二人にご褒美あげよう。」

「あの魔法は一体何魔法…?」

「お風呂たのしみーーーー」


テイル、俺も楽しみだよ。ついでにお兄さんも楽しみにしているらしいけど。




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