表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いずれルビーかサファイアか  作者: いつき
第二章 血も涙もない機械達
8/63

一章、2章 総まとめ

一章と二章をまとめて簡潔に説明したものです

一章と二章のネタバレを含みます。


おさらい、あらすじ的に活用ください

 あるところに一組の双子がありました。姉の名をサフィーナ、妹の名をルヴィナといい、二人は母親と三人で仲睦まじく暮らしておりました。

 しかし二人がまだ幼少の時分に母親は死に、その後ほどなくして二人は別れて暮らすこととなりました。


 その数年後、特別な家系にあったサフィーナの結婚相手を決める祭典が開かれ、サフィーナの結婚相手はアルスという青年に決定しました。


 アルスは鍛冶屋の出であり、とても実直で真面目な好青年であり、当時最強と謳われた騎士団長とおおよそ互角の剣術を扱う騎士でもあったのでルヴィナは騎士団長にサフィーナの結婚相手になってほしいという気持ちはあったものの、アルスに安心してサフィーナの事を任せることにしました。


 しかしそれから数時間も経たぬ内にルヴィナの元に届いたのはサフィーナの訃報でした。そしてその死因はアルスによる殺害であると報告を受けました。

 ルヴィナは事実確認のために急いでサフィーナとアルスの元へ向かいましたが、やはりサフィーナがアルスに手にかけられていたという事実は確かなものであったようで、サフィーナの姿はどこにもありませんでした。そこにいたのはアルスと双子の友達の精霊であるフローラと見知らぬ二匹の猫でした。


 怒りに我を忘れルヴィナはアルスを得意の弓術をもって射止めんとしますが、アルスの剣には遠く及ばず、アルスはやらなければいけないことのためにやられるわけにはいかないという旨をルヴィナに伝えます。


 当然ルヴィナにとっては知ったことではありません。それでもフローラの口添えもあって穏便に済ませようとアルスのやりたいことが何なのかと問い掛けると脇にいたネムレスという名の片方の猫が流暢な人間の言葉で話しかけてきました。


 自ずから説明する方が早いだろうと告げ、異世界の随所で訪れている問題を解決して回ることこそ、アルスとその隣にいる二匹の猫、ネムレスとニコルのやるべきことであるとネムレスは話しますが、ルヴィナは異世界などというものを信じられません。


 ですがフローラは異世界の存在を肯定します。仮に異世界が存在するとしてもルヴィナにはアルスを取り逃す理由もなく、アルスを捕らえようとしますが、今度は側にいたニコルが臨戦態勢に入り今にも襲いかからんとしていました。話を聞くに元々ニコルが一人で異世界を旅していたのを聞いたアルスが同行するという事になっていて、ニコルにとってそれが好都合であった為それを阻止されると困るようでありました。


 ルヴィナの武器は弓でありネムレスとアルスの二人がかりを相手をすることの()の悪さをネムレスに諭されましたが、それでもむざむざとアルスに逃げられることも納得できないルヴィナはアルス達一行に自身も同行することを求めます。

 快諾こそ出来ないアルスでしたがルヴィナが譲歩してくれていることも承知していたのでアルスと共にルヴィナを連れていくことを承諾しました。


 ネムレスに連れられてアルス、ニコル、ルヴィナの三人は異世界へと旅立ちました。

 そして三人が着いたところは異世界における世界と世界の境界でした。


 その境界でネムレスはアルスとルヴィナは『魔技』と呼ばれる、色々な魔力を使った秘技を伝授しました。

 ニコルは元々習得しており属性が雷でしたがアルスは炎、ルヴィナは水とそれぞれ別のものでした。


 いくつかの魔技を覚え、三人が運ばれた異世界は幾つもの鉄柱の(そび)える金属製の大地でした。いつの間にかネムレスはいません。


 その世界を散策していると巨大な殺戮機械に襲われました。魔技で応戦を試みますが歯が立たず、手詰まりになる一歩手前で何者かに強制的に回収されました。

 三人を助けたのはシグザルという機械でした。


 シグザルと話しているとこの世界にはもう人間はおらず、シグザル等の機械達を統括するマザーという機械によって駆逐されたという話でした。 


 シグザルはアルスの持つ剣の解析をしたいと申し出てきました。助けてもらった恩もありアルスは承諾しましたがマザーによってその解析結果の開示がされないという事態に陥り、アルスはマザーと直談判させてくれるようにシグザルに頼みシグザルはマザーに会いに行きました。


 その間にメディスという別の機械が食事と寝床を用意してくれたので三人は眠りに就いた。

 目が覚めてメディスが用意してくれた食事を済ませてしばらくした後、三人が場所を借りて魔技の訓練をしていました。


 すると突然、数機の機械兵がドアを押し開き三人に襲いかかってきました。それらを撃破しメディスに詰問するとマザーが三人を敵と見なしたことを伝えられました。


襲い来る敵を退けながらマザーのもとへ向かい自分達に敵意がないことを伝えにいく一行にシグザルが立ちふさがります。

 アルスの説得虚しくシグザルは襲ってきます。


やむなく三人はシグザルの両腕を壊しシグザルの動きを封じることで事なきを得ました。

 アルス達に敗北し、観念したシグザルのマザーの命により襲ったという証言もあり、三人は仲間となったシグザルの案内のもとマザーの部屋へとたどり着きました。

 戦えないシグザルは部屋の外で待機させることとし、部屋の大扉を開くとそこにいたのは人型の機械でした。


 マザーは罰と称してアルス達に与するシグザルの自爆装置を強制起動、シグザルは大破してしまいました。

 シグザルはマザーに逆らうことで自らがそうされることも理解していましたが、それでも全てをアルス達に託すことに決めたのでした。


 それを愚かと嘲笑するマザーにアルスは剣を執り三人はマザーと交戦することとなったのです。


 激戦の末に辛勝した三人はメディスの元へ戻り、無事に帰還したことに安堵するメディスにシグザルの持ってたデータやマザーのデータを解析してもらうと、シグザルとメディスは元々人間の兄妹でマザーの子であった事と三機は『サテライト』と呼ばれる存在であったことが判明しました。


 メディスに薬をもらって三人は安眠し、翌朝になるといつの間にかそこにはネムレスが待っていました。


 この世界におけるアルス達の役目が終わったので三人はまた新たな旅へ出ないといけません。

 メディスとの別れを惜しみつつ、アルス達は次の異世界へ向かうのでした。




登場人物紹介

①仲間キャラ達


アルス・スミス

・鍛冶屋の息子で魔技を抜きにした剣術においてはアルス達のいた世界で1、2を争うレベルではあるが、魔技においては初心者で発展途上である。

・魔技の属性は炎。炎の色は紫だが別にセシウム等が含まれているわけではない。

・イケメンだがそれがストーリーに影響はしない。

・仲間の中で一番胆力が強い。


使用魔技

閃変万火(せんぺんばんか)』燃える斬撃を飛ばす魔技。溜めに応じて威力が増す。最低でも一秒溜めないと不発する。


業火剣乱(ごうかけんらん)』炎を剣に纏わせる魔技。魔力によって剣そのものの強度なども上昇する。一回五分程度、オン/オフ切替スイッチ式。


命名ルールは四字熟語と同音であること。



ニコル

・外見は至って普通の猫であり、会話も基本的にはできない。アルスのみ持っている指輪の効果で対話が出来る。

・魔技の属性は雷。魔技に慣れていて魔技使いとしてはかなり強いが逆に魔技なしでは戦闘能力がない。

・蓄電体質で電撃の類いを吸収する。

・本作の主人公……?

・仲間の中で一番瞬発力が高い。


使用魔技

(そう)』自身の爪とリンクした大きな爪を作り出し切り裂く魔技。単発式で使う度に大爪はしまわれる。


(せん)』電気を纏って回転し相手の攻撃をいなすことができる魔技。攻撃も出来るが防御用。回転方向は選択できる。


(はつ)』レールガンの要領でローレンツ力を利用して自身を射出する魔技。攻撃も出来るが移動用。これで体当たりするとニコルも痛い。『爪』と組み合わせる事で高速移動しながら攻撃が出来る。


命名ルールは漢字一文字の音読みであること。


ルヴィナ・セルディアス

・弓使いで百発百中の腕を持つが魔技使いとしては初心者。

・使用武器は特殊な弓矢でルヴィナが身に付けている腕輪から生成され矢を消費しない。また、腕輪に登録された形状に変形させることができ、剣、小盾、弓矢の三種類が登録されている。

・剣の腕は上の下ぐらい。

・美人だがそれがストーリーに影響はしない。

・仲間の中で一番洞察力が高い。


使用魔技

泡沫(バブル)』様々な効果を持つ泡を出す魔技。その泡にルヴィナの矢を当てると威力を増した矢が撃てる。また、その泡に火を近付けると爆発を起こす。他にも効果が……?


流転(ダイバージョン)』ルヴィナを中心に小さな渦を発生させる。流れに合わせて動くことで推力を増す。


命名ルールは漢字二文字にカタカナルビであること。



サフィーナ・セルディアス

・故人。

・ルヴィナの双子の姉でアルスに殺害された。

・本作のメインヒロイン……?

・仲間の中で一番離脱が早い。


②この章に登場した主要キャラ


フロウエル・エスト・ウェルカ

・愛称はフローレンス。それを双子が縮めてフローラと呼んでいた。

・双子の親代わりであり、双子の親であるディアンナとも仲が良かった。

・種族は精霊。


シグザル

・円柱形のロボットで戦う力はなかったが改造されて戦う力を得たが、それでも戦闘兵ではないのであまり強くはない。

・他の機械より数倍頑丈に出来ている。

・人間をベースに改造された機械であるが本人は知らなかった。

・サテライト。ジューン。


メディス

・Medical Equipment Developing and Invoke System

・医療用の機械なので戦う力はない。

・人間をベースに改造された機械でありそれを知っていたがシグザルと兄妹であることは知らなかった。

・サテライト。ジュライ。


③倒した敵キャラ


マザー

・シグザル、メディスの実母を改造された成れの果て。

・自らを完全自動でアップデートし続ける機械でアップデートデータそのものを自身で作り出すことで、人間達に恐れられた。

・雷の魔技を使い、雷球を吐いたり斬撃を飛ばしたりする。両腕の剣+尻尾の槍による近接戦闘を主とする。

・サテライト。メイ。

・敵の中で一番いろんな意味で頭が固い。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ