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ファントムブレイヴ 〜影と光の世界渡航者〜  作者: 月永ヒロト
第三章「聖域と幻獣」
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第三章 第7話「幕開け」


聖域ウルファリオンに立ち尽くす7人…


「兎にも角にも…キャンプする場所を探さないとな」


「あぁ、こんな開けたところじゃすぐ奴らの餌食になるぜ」


月永つきながくんも発花たちばなくんも順応早くない?」


「何言ってんだハヅキ、順応してかないとやられちまうぜ?割とマジに」


そう、ここじゃとやかく言ってられない。いつまた幻獣が現れるか分かったもんじゃない。

俺たちは歩を進める、がしばらく歩いてもほとんど同じ景色が続くだけだった。


「どこまで行っても同じ景色ね、これじゃらちがあかないんじゃない?」


「確かに、闇雲に歩いても意味ないかもね」


メデューサに乗ったリサとリヴァイアに乗ったアオイが言う。


「あんたら楽そうでいいな…」


「あらヒロトは乗せないわよ、ショウスケ様ならいいけど♡」


「…俺はいい」


そうこうしてるうちにツバサが何かを見つける。


「月永。あそこ」


ツバサが指差す方を見ると水辺に一際大きな木が立っていた。


「あそこを一度拠点にして手分けして探さないか?その方がいい気がする」


「…そうだな、いつまでもこうしてる訳にもいかないし、動けば動くほど幻獣に見つかるかもしれないしな」


俺たちは一度木の下で腰を下ろす。

すると、リヴァイアと池に入ったアオイが何かを見つける。


「魚だ、魚が泳いでる」


「そういえば食料を考えてなかったな、ここで採れるって言ってたけど動物は見かけなかったし」


「まっ2日ぐらいなら食わなくても大丈夫だけどな」


「それは無理じゃない?何もしないならまだしも、幻獣と闘うんだよ?」


「…確かに」


「よし」と俺は立ち上がりみんなに提案する。


「3班に分かれよう、ここに残って食料確保する3人、キャンプ地を探す2人×2班。ダイチとハヅキはキャンプ地探しの班に入ってもらうことになるけど」


「そうだね、僕の避雷針ライトニングロッド光丘ひかりおかさんのポイントワープがないと戻ってくるの難しそうだしね」


そうして、ハヅキとダイチを除いた5人でチーム分けが行われた。


「「「「「じゃーんけーん…」」」」」


◇◇◇


「なんで私があんたと一緒なのよ」


「そんなぶーぶー言わないでよ…不動院ふどういんさん」


「別にいいんだけどね!あとリサでいいわよ!」


やりにくいなぁ…と思いながらメデューサの上の不動院…じゃなくてリサさんを見上げる。


「さっさと良さげな場所見つけて帰りましょ!」


「そうだね」


僕は針を地面に刺しながらリサさんとメデューサと一緒に歩き始めた。


◇◇◇


一定間隔で光の点が空中に打たれていく。


「それって消えないのか?」


「うん、私が消さないと基本的には消えないよ」


俺たちはめぼしい場所がないか辺りを見渡しながら歩く。


「しかし、心配なのはダイチとリサだな〜替われば良かったか?」


「ううん!月永くんが替わらなくてもきっと今回で仲良くなれるよ!」


慌てて首を振るハヅキ。


「まぁそうだな、そう思うといい感じの配置かもな」


「私もそう思う!」


やたらと機嫌の良いハヅキと変わらぬ景色の中を進む…


◇◇◇


目の前に魚が1匹、また1匹と積まれていく。


「すげぇなリヴァイア」


「魚獲るのぐらい朝飯前よ」


そして、その魚が氷の箱に入っていく。


「なんだ〜ハズレ引いちまったな〜」


と俺はその場に寝転ぶ。


「なにもないのが一番だろう?」


「何言ってんだ、戦いたいに決まってんだろ?…ところでお前名前なんだっけ?」


「…氷室ひむろ、氷室ツバサ。来る前に言ったと思ったんだが…」


「そうだったっけか、てかお前口調変わってね?」


「…吹っ切れたとだけ言っておく」


「ショウスケ!氷室!!」


その時、アオイが慌てたように俺たちを呼ぶ。


「どうした?デカイ魚でもいたか?」


「あながち、間違いではないね」


アオイの見つめる先を見ると巨大な魚影がひとつ、大きなヒレを水面に出しながら泳いでいる。

その大きさが半端ではないヒレだけで人一人ほどの大きさがある。


「ただの魚じゃないようだね」


「あぁ!幻獣だ!」


俺はワクワクしながら失った気憶ロスト・メモリーを発動する。


「モード炎帝!!」


燃え盛る金の炎を纏う。

それを見て興奮したのかそいつが水中から飛び出してきた。


「サメ!?」


そいつは巨大なサメだった、無数の鋭い牙をたずさえた大顎をぱっくりと開けこちらへ突っ込んでくる。

それを見た俺は同じようにやつへ向かっていった、そしてぶつかる寸前でつま先で下顎に蹴りを入れる。


「そのデケェ口二度と開けたくならねぇようにしてやる!」


下顎を蹴った後、空中で炎を噴射させ少しやつより上へ飛び上がる。

そして、次はその脳天へ炎を纏ったかかと落としをお見舞いする。


輝炎鈴蘭きえんすずらん!!」


間もなくして巨大ザメは水面に叩きつけられ、大きな水しぶきを上げながら水中へ沈む、が、次の瞬間にはまた大口を開け俺の真下から飛び出してきた


「なっなにぃ!?」



ファントムブレイヴを読んでいただきありがとうございます!

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ではまた次回でお会いしましょう〜

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