第三章 プロローグ「預言者セリカの思惑」
「ステラ〜〜」
ステラと呼ばれた眠そうな少女にその部屋に入ってきた少女が抱きつく。
「この間さぁお姉ちゃんに超怒られちゃったぁ〜」
「…いつものこと」
「えぇ〜そんなことないでしょぉ〜?」
「…眠い」
ステラはぱたりと布団に倒れる。
「あぁあ!待って待って!寝る前に予言言わなきゃダメでしょ?」
「…………………」
ステラはこの世界には無い言葉で少女と話す。
「なるほどなるほど…OKだいたい分かった」
「ステラ寝る、セリカうるさい、あっち行ってて…」
そう言いながらステラは目を閉じ眠り始める。
「セリカが行く前に寝てるじゃん…」
セリカは少し部屋を整理した後電気を消しその部屋を後にする。
「おやすみ、ステラ」
◇◇◇
「セレナお姉ちゃ〜ん」
その部屋には女性が1人、椅子に座ってうなだれていた。
「セリカ、お前宛に手紙が来てるぞ」
そう言ってセレナと呼ばれた女性が机の上を指差す。そこには一通の真っ黒な封筒。
「おっどれどれ〜?」
セリカはその手紙を手に取り読み始める。そして、読み終わったかと思うとニヤリと笑う。
「なるほどなるほど、ステラの予言と同じだね」
「そうか。で、動くのか?」
「当たり前でしょ?光の子達も全員目覚めたし、“その時”がくるまでに育てとかないと…」
「あっ」とセレナが何か思い出したように言う。
「そういえば、お出ましだぞ」
セレナが手をかざすと空中に映像が映し出される。そこには人間が数人映っていた。
「いつ?」
「昨日だ、動いてはないようだが予言通りならこいつらだな」
「ふふ…ステラの予言はほんとよく当たるね」
セリカはそう言いながら王都の紋章が刻印された手紙をポケットにしまう。
そして、外へ繋がるドアへ向かう。
「じゃっ行ってきま〜す☆」
「待て、セリカ。いつも言ってるがステラの予言を信用しすぎるなよ?後、発言には気をつけな」
「はいはい、お姉ちゃんはくどいんだから〜」
そうして、セリカはその施設を出る。彼女は第3支部へと歩き始めた…
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いよいよ第三章開幕。どんなお話になるのか乞うご期待!
ではまた次回でお会いしましょう〜




