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ファントムブレイヴ 〜影と光の世界渡航者〜  作者: 月永ヒロト
第二章「最前線合同訓練」
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第二章 第25話「審判」


あたしは空中に映し出された得点表をみる。


第1支部 40ポイント

第2支部 60ポイント

第3支部 60ポイント

第4支部 40ポイント


きれいに1と4、2と3が並んでいる。つまり次の試合次第であたし達第3がトップに出る可能性がある。

そして、その横に表示された名前…


第1支部 少林しょうりんマサタカ

第2支部 不動院ふどういんリサ

第3支部 麗未うるみアオイ

第4支部 みかどコウヘイ


気になるのは、不動院リサ…同じビースト使いマスターっていうのもそうだけど…なんだか嫌な予感が…


「ふぅ…」


あたしは目を閉じ、深く深呼吸をする。腰にぶら下げた瓶の蓋を開けリヴァイアを出してあげる。


「行こう、リヴァイア。っとまずはうちの隊長を出迎えてあげないとね」


フィールドからヒロトが戻ってくる。


「おかえり」


「おう!」


あたしとヒロトはハイタッチを交わす。


「2日目のトリだ、頼んだぜ」


「期待してて」


あたしはウィンクしてヒロトの横を通りフィールドへと向かう、あたしにしては珍しくどこか緊張していた…

いや、何かを察知していたのかもしれない…


〈10…9…〉


カウントダウンが始まる。あたしはリヴァイアと波長を合わせ、集中する。


〈0…スタート〉


その合図と同時にビーストソウルを発動した。


「よし!」


とりあえず、あたしは混戦は避けたかった、1人ならリヴァイアとのタッグで勝てる可能性はかなり上がる。

あたしたちは物陰に隠れながら中央の広場へ向かう、がその途中で突如すぐ横の家が潰れた。


「んへぇ!?」


驚いて変な声が出る。


「泥棒猫ちゃんみ〜っけ」


土煙りの中に立つ2つの影、1つは小さく、1つはその何倍もある大きな影…

土煙りが晴れる、そこにいたのは大きな岩の蛇と殺気のこもった表情を浮かべる女。


「不動院リサ…というか泥棒猫ってどういう意味よ」


「よくそんなことが言えたわね!うちのショウスケ様とイチャイチャして!」


うーん、どうしたものか…


「ショウスケとイチャイチャなんてしてないでしょ!?」


「呼び捨て!?!?」


ダメだ地雷踏んじゃった…もうなんなのこの子…


「あんたは絶対私が倒してあげる!」


そういうと岩の蛇、メデューサが前へ出る。そうだ、この子はパートナー特化型だった。どの道闘わなきゃいけないんだから今倒す!


あたしも戦闘体勢に入るがそこへ男の声が割って入る。


「おいおいおいおいおい、音がしたと思って来てみればキャットファイトかぁ?」


金髪で短髪の男が不敵な笑みを浮かべて立っていた。


「あんた第4のみかどね、悪いけど邪魔しないで私は今からこの子を倒さないといけないの」


「おいおいおいおい、そうはいかねぇんだなこれが。普段の俺ならそうしたかもしれないが、今は気が立ってるんだ、なんてったって第4は今のところボロボロに負けてるからなぁ」


この男、雰囲気が異質だ。あまり近くにいたくない。


「特に第3には腹が立ってるんだよ」


あたしは指をさされる。


「なっなんで…」


「おいおいおいおい、なんでってよぉお前らうちの仲間をボコボコにしてきたじゃねぇかよ」


…思い出してみればそうだった気がするとあたしは思ってしまった。


「ってことでよぉ第2の嬢ちゃんこいつは俺がもらうぜ」


「はぁ!?私が倒すっていってるでしょお!?バカなの?」


「おいおいおいおい、バカはどっちだ嬢ちゃん。たかだか男1人の話で盛り上がってよぉ」


「おいおいおいおいうるさいわね!いいわ!じゃあ先あんたから倒してやろうじゃない!」


なんだかめんどくさいことになってきたと思った矢先、また声が割って入る。


「なんだ闘いもせず口喧嘩か?相変わらずとんだ女だ」


「何入って来てんのよこの筋肉バカ!」


嘘でしょ…これで4人集まってしまった。こ…混戦不可避だぁ…

あたしは軽く絶望する。


「おいおい嬢ちゃん俺の能力知っててそんなこと言ってんのかぁ?」


「あんたの能力なんて知ったこっちゃないわ!メデューサちゃん!」


リサは隣にいた岩蛇に指示を出す。

そして、メデューサは帝コウヘイを尻尾で薙ぐ。


「んぶっ!!」


すると防御も何もしなかった帝はいとも簡単に吹っ飛んだ、それを見たあたしたち3人は唖然とする。


「え…いっ今の攻撃も防げないのかしらぁ?」


一瞬リサも思わず動揺したように見えたが帝を煽る。

しかし、吹っ飛んだ帝がムクリと起き上がる。


「クックックックック…さぁてお前は発動条件を満たした…はじめようか、審判を…」


帝は不敵な笑みを浮かべる。


「審判…?」


リサが身構える。

次の瞬間、帝が指を鳴らすと巨大な術式陣が帝とメデューサの足元に展開する。


「ジャッジメントッ!!」


そう帝が叫ぶとメデューサの足元の術式陣が光り文字が浮かび上がる。


「…ぎるてぃ?」


あたしがその文字を読み終わる前にメデューサは突然何かの衝撃を受け宙を舞う。

リサの後方で砂煙を上げながら転がった。


「メデューサちゃん!?」


「うぅむ、何が起こったのだ…」


審判…ジャッジメント…ギルティ…この言葉や今のを見る限り悪い方を裁く気術ヴァイタリティ?そして発動条件や効果も基準が分からない…あたしたちが発動条件を満たしているのかいないのかも…


「さてさて、次はお前だ麗未アオイ…」



ファントムブレイヴを読んでいただきありがとうございます!

興味を持ってくださいましたらブックマーク、評価等よろしくお願いします!

私事でまたまた投稿期間が空いてしまい申し訳無いです…

ではまた次回でお会いしましょう〜

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