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Give and Take ~for girls 留学編  作者: 月岡 愛
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不安と期待

(月岡さん、厳しい環境にはなると思うけど、良い経験にはなると思う。何か困ったことがあったらいつでも連絡するのよ。)


秋田国際大学とルミエラ大学の留学担当の人が、イギリス留学への手続きをしてくれ、日本へ帰国する日程がそのままイギリスへと変更になり、オックスフォード大学への留学が現実となった。



まさか、私がイギリスへなんて思ってもいなかったが、シャロンのお母さんが言ったように、何かが変わるかもしれない。そう思うと変な期待感が出て、少しワクワクとしてきた。



(愛? 大丈夫。貴女なら絶対に出来るわ。留学を終え、ニューヨークに戻ってきたときには素敵な女の子になってるわよ。)


シャロンの励ましにも答えなければ、この留学は意味を持たない。 しっかりとしなければならないのだ。




学生寮に戻って、エリカとラウンジで夕食を済ませ、少し外に出た。



(日本に帰りたい?)


エリカのいうとおり、本音を言えば帰りたいに決まっている。 しかし、もう留学が決まった以上はどうしようもない。行くだけだ。


(このまま、アメリカ留学を終えて日本に帰国するのも、イギリスに留学するのも、どっちも何か不安なの。日本に帰れるのになんで?って気持ちになるし。イギリスにも、どうして行くなんて言ってしまったんだろうって変な気分なの。)



(それは、マリッジブルーみたいなもんよ。笑)


(エリカ、子供出来たことあるの?もしかして?)


(ないわよ。笑 ただ、そういうのと同じ感じってこと。)



突然、変なことをいうから驚くじゃん。



マリッジブルー・・か・・



(イギリスに行く前に、みんなで飲んで食べようよ。あまり変に考えないほうがいいよ。半年なんてすぐじゃん。)


エリカが側にいてくれただけでもほんとに気持ちが楽になる。 持つべきはやはり友達か・・いや、エリカは友達以上の存在だ。



こうして私は、イギリス留学に向けて準備をし出国する体制を整えた。 日本への帰国も一旦、お預け。イギリスで更なる勉学が待ち構えている。 期待と不安が混ざり合って複雑な思いだけど、やるしかないのだ。









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