ミス・ハロウィン
控室には、いるわ、いるわ、ミス、ハロウィン。 やはり、出るとあってみなさん、とてもスタイルがよろしい。それにくらべ私は・・・・こりゃ間違いなく落選だな。
一人、二人とランウェイを歩いていく。そのたびに観客でもある生徒たちの歓声がすごい。私もここを歩くの? いやぁ、ちょっと待ってよ・・・
アメリカの女の子は基本、背が高い。それにこういう催しに出る女の子って、どこか違う。スタイルがいいだけではない。 歩き方も衣装も(勝負)という感じで堂々としている。
(愛? 自信もっていくのよ。一位を取るんだからね。笑)
何が一位だよ・・・私は恥ずかしいんだよん・・
(しっかり、取ってるからね。笑。 は~い、みなさん、いよいよミス、ハロウィンが始まります。さて、前回、(シェイク・シャック)で一緒になった、愛ちゃんがこれからランウェイを歩きます・・)
youtuberさんも収録しながら、私を紹介している。
そうこうしているうちに、私の番が来てしまった。
(日本から留学に来ている、Ai Tukioka! みなさん、大きな声援をよろしく!!!)
司会の音頭で私も、ランウェイに出された。
ピュー!ピュー!!オオ!!! 野郎どもの歓声とピーピーがウルサイ。歩き始めて前のほうへ向かうと、
(ちょっと止まって。これ足の下に置いて。)
エリカがサーキュレーターを私の足元に置いた。とその時、
ブオーン!! サーキュレーターの勢いある風が私の股下から一気にスカートをまくり上げる。
(キャァァアア!!やめて、ヤメテ、ヤメテーーーー!!!)
両手でスカートを抑えてもお尻はめくれ上がったままだ。ちなみに私の下着はエリカが選んだ
ピンクのT-バック。お尻の割れ目がもろに出ているのだ。日本でも着けたことがないってのに。
(愛、最高よ!!マリリン・モンローーー LOVE!!!)
エリカぁ!!!あんたねぇ!!
会場は大歓声で大盛り上がり。それにyoutuberさんもノリノリで撮影をしている。もう、いい、早く帰りたい。
顔が真っ赤になり、お尻も大公開した私は、恥ずかしさのあまり控室に戻り涙が出てきてしまった。
(素敵だったわよ。貴女のしたのはこれよ。)
スラっとした女の子が私に見せてくれたのは、道路の下から風が吹き、白いスカートを両手で押さえている女性の画像だった。
(マリリン・モンロー。昔の女優。今の貴女と同じ。ぜんぜん恥ずかしくない。日本の女の子がここまで大胆にするのってそうないわよ。だから大丈夫よ。ほら。)
ハンカチを差し伸べてくれ私を抱いてくれた。
(会場、すごい盛り上がりよ。youtuberさんも興奮して収録してた。え?なに?泣いてんの?結果はまだよ?)
(エリカのばか!)
(痛い、怒らない、怒らない。笑 フフフ・・・)
(愛ちゃん、良かったわよ。いい映像が取れた。アクセスは一気にあがりそう。笑)
もう・・・・youtuberさんまで・・・
(そんなに落ち込まなくていいのよ。アメリカではもっとアグレッシブに行かなきゃ。笑)
youtuberさんも私を抱きながら慰めてくれた。
すべての(ミス・ハロウィン)がランウェイを歩き終わり、あとは審査の結果まちとなった。はぁ、、終ったぜ。でも、さっきまで嫌だったのが今となっては、なぜか気持ちがいい。だって、こんな人が多いところで私一人が歩いていくなんて、なかなか経験ができないと思うし、それに歓声を浴びながらT-バックのお尻を野郎どもに見せるなんてことはアメリカだから出来ることだろう。 これも私の大学生活なんだ。 そう自分に言い聞かせた。
(さあ、みなさん、お待ちかねです。2017年のミス・ハロウィンの発表です。)
上位3位が表彰台に上がれ、8位までがその横に並ぶことが出来る。
次々と入賞者が決まり、8位から4位までが並んだ。それにしても入賞するだけあってみんな抜群にスタイルがいい。それにアメリカの女の子って胸とお尻がとても大きい。
(それでは、3位です!!)
3位を取ったのは、ポールダンスが得意というカリフォルニア出身の女子だ。まるで、りかちゃん人形みたいに可愛く、これなら男は黙っていないだろう。
(さあ、No2ですよ。みなさん!)
2位は、ブラジル出身の女の子。 母国、ブラジルでも(ミス・ブンブン)というお尻を争うコンテストでも優勝をさらった強者でそのお尻も丸く見事な大きさ。
(2017、ミス・ハロウィンの座をしとめたのは!!!!)
今年のミス・ハロウィンの座をモノにしたのは、さきほど控室で私にマリリン・モンローの画像を見せてくれた女の子だ。 アメリカ人でも黒い髪できれいなストレート。お腹も細く、胸のデカく、お尻もピンと上がっていて見事なスタイルだ。これなら優勝しても不思議ではない。
これですべての賞は決まった。私もようやくこのハロウィンから解放される。と、まだ何かあるようで・・・
(さて、このミス・ハロウィンには、入賞以外に、審査員特別賞があります。その特別賞を発表します。)
(どんな子だろうね? でもみんなレベル高いよねぇ。)
youtuberさんも、関心しながらカメラを向けている。
(審査員特別賞は・・・・・AI Tukioka!!! ミス・モンロー!!! ブラボー!!)
会場の歓声が凄い。
へ? あたし??? もう、いいよ! 特別賞などいらないから!
(さ、上がった、上がった。愛、特別賞だって。すごいじゃん。)
すごくねーし!
(HI guy,特別賞に、日本から留学に来ている、愛ちゃんがもらいましたぁ。・・・)
youtuberさんも何だか盛り上がって収録。
この模様も(You tube)に流れてしまうのだろう・・かつての同級生などにも見られたら、と思うと本当に恥ずかしい。
8名のミス・ハロウィン受賞者に混じり、私も小さなトロフィーと冠をいただいた。でも、こうしてレベルの高い女の子と肩を並べて受賞するのもそう悪くはない。 たくさんの観客に囲まれ歓声も受け、意外に気持ちのいいものだ。
(愛! そこに立って!)
エリカが私を呼ぶ。
(え?何すんの?)
あの、魔のサーキュレーターをまた私の股下に置いた。
(ヒィイイイ!!! ヤメテ!!ヤメテ!)
ブォーン!!強い風が私のスカートをまくり上げる。
オオォォォーーー!!! 野郎どもの絶叫・・・ そして、ミス・ハロウィンたちも盛り上がっている。
こうして、私の(ハロウィン)は終わった。 人生初のお酒も飲み、そして酔って、ミス・ハロウィンにも出場、特別賞もいただいた。 このハロウィンパーティ、初めは嫌だったけど、でもこうして(初体験)がたくさんできたことも今となっては良かったと思う。 最後は、エリカとyoutuberさんと3人で、カメラに収まり、Good bay! 〆た。
翌日、youtuberさんのアカウントを覗くと、しっかりと私の映像が紹介されいた。それを見た私は恥ずかしさのあまり、部屋を出れなかったことだけは言うまでもない。




