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Give and Take ~for girls 留学編  作者: 月岡 愛
17/55

You tuber

大学の講義も今日は14:00で終了、エリカの誘いに私もついていくことになった。 


(さ、講義も終わったし、まだ明るいからかっ飛ばしていくよ!)


そういうと、エリカは大学近くの(レンタル・サイクル)なるとこへといった。このレンタル・サイクル、無人の券売機のようなものがあり、そこに(クレジット・カード)でピピッと番号など入力をして借りれるようだ。でも、うっかりカードを忘れていってしまうと怖いよね?


(ま、そんときはそんときよ。でも、滅多にないよ。そんなことは。)


あっては困るでしょうによ・・・ エリカは赤い自転車を2台、ロックから外し私にも渡してくれた。


(どこまで行くの?)


(すぐ近くよ。マディソン・スクエアパークってとこ。自転車の方が便利だから。will go

!!!)



アメリカに来て、初めてのチャリンコ。なんだか懐かしさを感じる。ニューヨーク市内をエリカと2人で自転車で駆け抜けていく・・・・天気が良いせいもあるのか頬にあたる風がとても気持ちがいい。



周りを見ながら走行していると、大学の近辺は、ほんと、自然が多くキャンパスも大きな公園のようだが、大学を出て、すぐに(セントラルパーク)があり、その辺りはもう高層ビルなどのオフィス街になっている。 マディソン・スクエアパークもその一角にあり、色々なお店も多く、日本でいう銀座や六本木のような街だ。 こうして自転車でニューヨーク市内を走るのもいいもんだ。 


なにやら、細長く高いビルがある・・・このビルは何?


(これは、フラット・アイアンビル。細い三角の形をしてるでしょ?もう、100年以上も前に建てられたビルよ。すごいよね。ニューヨークじゃ超有名よ。)


近代的なビルもある反面、このような100年も前に建てられたビルがあるなんて、驚きだ。ましてや高層ビルで。倒れたりしないのか??


(今も、こうしてそのまま建っているんだから、大丈夫なんじゃない? さ、着いたよ。自転車は・・・ここでいいや。)


そういうとお店の前に停めた。しかし行列が凄い・・・



自転車を降りてエリカと入ったお店は、 (SHAKE SHACK シェイク・シャック)。 日本でもお店があるようで、日本でも連日、行列ができているらしい。 マディソン・スクエアのお店でも、30分待ちは当たり前のようで、それで入れればまだいいほうらしい。


(ここのハンバーガーは、美味しいんだ。それに、アイスもね。)


ほう、そんなに美味しいのか。アイスもだって? エリカがそういうなら食べてやろうじゃないか。しかしこの行列、ちょっと私はダメだ。でも待つしかないか・・・


(でも、すごい人だね。ほんとにお店に入れるの?)


(入れるよ。笑。お店の中にいる人たちも、こうして並んでるから。)



と、突然、



(Hello, Is tourism? こんにちわ。観光ですか?)



(え? あ、はい・・・)


(学生さん? )


突然、日本語になった。


(ええ、日本から留学に来ていて・・・)


話しかけてきたのは、デジタルカメラにマイクがくっ付いていてそれを見ながら、私に話しかけている。なんだ?この女の人は???


(シェイク・シャックはいつも混んでるよね。今日は、このお店を英語で紹介するのよ。)


(あの、日本人の人ですか? )


(そうよ。笑。でもアメリカの生活が長いから。あ、私の番だ。またあとでね。)


その女の人は、先に並んでいたようで、男2人と一緒にお店に入って行った。


(今の人、なに?)


(You tuberよ。笑。)


(You tuber?????)


(そ。You tubeってサイトで動画をアップして、いろんな人に見せるの。知ってるでしょ???笑。)


たしかに聞いたことはあるが、私は、Iphoneでもあまり動画サイトは閲覧しないし、そんな、You tuberなんてこのアメリカに来て初めて聞いた。


(その、You tubeで、今の人、有名なの???)


(結構、有名な女の人よ。アメリカの色んな場所を自分で撮りながらアップしていて。チャンネル登録している人も多いようだし。)


(へぇ・・・You tuberねぇ・・・)



待つこと、30分・・


(Please, to the middle。 どうぞ、中へ。)


ようやく私たちも、お店に入ることが出来た。 店内は超満員。さぁ、シェイク・シャックのハンバーガーを頂くぜ!!


エリカに注文は任せて、私は先にテーブル席を確保した。と、先程の(You tuber)さんが、カメラを自分に向けながら話している・・・ 向こうも気づいたのか、私に話しかけてきた。


(ようやく入れたね。今、注文してるの?)


(はい。友達が私の分も。)


You tuberさんは、カメラを自分に向け、私に向け、話しながら器用に、ハンバーガーを食べている。男の人2人も一緒に食べていて、今回のテーマは、英語が出来ない男2人がどうやって注文できるか?というものらしい。 毎回、いろいろなテーマを企画してそれをレポートし、You tubeにアップするようだ。 英会話の話し方とかのテーマもあり、本場、ネイティヴの会話力の勉強にもなるとアクセスが多い。 


(お待たせ。さ、食べようぜ。)


エリカが注文してきたのは、シャック・バーガー、カーゴドッグ、ポテトフライ、それに、フローズンカスタードという、マックシェイクのような飲み物を持ってきた。見て驚いたがそのボリュームだ。ハンバーガーというより、ステーキバーガーではないか?と思わせるような重圧感のあるハンバーガー、それに一人ではちょっと多いと思わせる、カーゴドック(日本でいうホットドック)。ポテトフライもマックより3倍くらい太くてたっぷりとチーズがかかっている。 


(これ、私たちで食べれる???)


(余裕よ。笑。以外に量が多そうだけど、食べてるうちにすぐに無くなっちゃうよ。)


シャック・バーガーにかぶりついた。 いゃぁ、デカイ!! 大きさもそうだが、この肉だ。ハンバーグというよりほんとにステーキだ。こんなハンバーガー、食べたことないぜ!


右手に、シャック・バーガー、左手でポテト、口でシェイク・・・もう、たまらん。 


(どう? 美味しんじゃない?笑。)


You tuberさんも、食べながら、私たちにカメラを向けレポートしている。私もgood,なんて言いながらエリカと一緒にポーズなどもとりYou tuberさんと一緒に食べまくった。


アメリカに来て、こんな食事をしていたら、ほんとに超肥満体になってしまう・・・ 


(こんなに食べてばかりいたら、太ったりしませんか? )


以外にスマートな体のYou tuberさんだが・・・


(私もレポートするときだけ。こんなに食べるの。だけど、You tubeも毎日アップしてるわけではないの。多くても週一回くらい。ひと月くらいしないときもあるから。だから何もないときは、普通に食べてるわ。普通って言ってもちょっと多いかな?笑。)


エリカはカメラそっちのけで、バクバクと食べている・・・


(今日の撮影、私たちもYou tubeに、出るんですか?)


(もちろんよ。いいでしょ? 2人ともキレイに撮れてるから。)


(OK!OK! Take more! もっと、撮って!笑。)


何が、もっと撮って!だよ・・・黙って食べてたと思ったら・・


(他にも、たくさん動画をあげているから、見てくれたらうれしいな。)


(はい、見ます。あの・・・それで・・)


(ん?どうしたの?)


(何か、このニューヨークっていうか、アメリカのことで知りたいとか聞きたいことがあったら電話してもいいですか?)


(いいわよぉ! 何でも聞いてちょうだい。私に分かることがあったらぜひ協力させて。)



You tuberさんに電話番号を教えてもらい、学生向けのプリペイド携帯を持っているといいと言われ


(じゃ、私たちはこれで帰るから。また会えるといいわね。)


You tuberさんは、エリカと私と抱き合って別れた。


テーブルにあった、シェイク・シャックのハンバーガーなどは、私とエリカによってキレイに食べられて、私たちもお店を出た。 レンタル・サイクルにまたがり学生寮へと向かった。いよいよ、ハロウィンか・・・・あぁ憂鬱だ。








































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