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Give and Take ~for girls 留学編  作者: 月岡 愛
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トルコへ。

事務局へ入り、私はびっくりした。 あの監禁されていた、ヤーナと救助した刑事さんたちがいる。


(アイ? 無事に救出出来たわ。ありがとう。ヤーナがトルコに戻る前に、ミランダやアイ、エリカに会いたいって。)


(そうですか・・・でも良かったです。助かって。・・・ちょっと日本語も言ってたわよね?)


(lコンニチワ・・サヨウナラ・・・ハジメマシテ・・・)


(笑。私が間に入るから、ヤーナと話したら?)


アラビア語も話せる、刑事さんにヘルプしてもらい、ヤーナに話してみた。


(これから、どうするの?)


(トルコ国境にある難民キャンプに戻り、元の生活よ。家族も友達もいないし、もう私には何も失うものはないわ。)


(でも、いつまでも難民キャンプにいるわけではないでしょ?)


(まだ紛争が続いている間は、そこにいるしかないの。でも、周りの人たちも同じだし支援団体や医師の人たちもいるし、それに食糧もあるから、シリアにいるよりかは全然、マシよ。)


(監禁されてて、怖かったでしょう?)


(もう、殺されると思った。だって、私の他にも女の子がいて、その子は別の場所につれて行かれる時に逃げ出したんだけど、捕まって殺されたって言ってた。だから、私ももし逃げようものなら自分の命はないと思ったわ。)



刑事さんによると、ヤーナが監禁されていた家は、イラク、シリア、アフガニスタンなど紛争地域で難民となった子供たちを保護する目的で誘いだし、監禁して女子は売春の目的でブローカーに渡され、男子はテロ組織の戦闘員として売買される組織のアジトだったようだ。そのアジトの主も見た目には、普通の家庭の夫婦に見えたようで周りも全く分からなかった。 ヤーナが一人でいたというのも中からは出られない構造になっており、夫婦が外出したとき、消し忘れているPCが、スカイプを表示しており無我夢中で操作したという。 


ヤーナを救出後、刑事さんたちは、家に隠れ、夫婦が帰って来たところ、逮捕したという。



(まだ、本格的な捜査はこれからだけど、でも人身売買は絶対に許さない。だから必ず、壊滅させるわよ。)


ミランダとエリカも来た。


(ヤーナ、大丈夫だった?笑。 トルコに戻るんだ?)


(そうなの。帰る前に、みんなに会いたいと思って。助けてくれてありがとう。)



ところで、こんなときにだが、ミランダとヤーナが身に着けている(ヒジャヴ)、これを私も着けてみたい。 ミランダにお願いしてみた。


(え?いいわよ。だったら、刑事さんも一緒にみんなで着けてみようか。)


ミランダがそういうと、ヤーナも自分の持ち物から(ヒジャヴ)を出して、私に巻いてくれた。ミランダも自分んの部屋からいくつか(ヒジャヴ)を持ってきて、エリカと刑事さん、そして事務局のお姉さんに巻いた。


(結構、似合うじゃない? これ、お洒落よね?)


刑事さんもお姉さんも結構、まんざらでもない。


(みんなで撮ろうよ。)


エリカがそういうと、(ヒジャヴ)の女同士でパチリ。 他の警察官の人も含め、みんなでパチリ。エリカのスマホと刑事さんのデジカメに収めた。 そして、刑事さんたちも、


(そろそろ、行こうか?)



(愛、エリカ、ミランダ・・・ありがとう。私、貴女たち、忘れないわ。)



ヤーナは、アメリカを離れトルコへと飛び立った。









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