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恋姫†物語  作者:
「蜂蜜†物語」
9/11

その4《魏》「恐るべき華淋様」

(`・ω・)華淋とフリーザって何故か様付けしたくなるよね。


ピシャアアァァァァァァァンッ!!

ゴロゴロゴロゴロゴロ……



此処は洛陽にある曹魏の城、そして華琳の部屋。

夜も更けた空には暗雲が断ち込め、雷鳴が轟いていた。


「フフフフフフフフフフフ」


華琳は机の上にあるモノをみて微笑んだ。


「フフフフフ、ついに、ついに手に入れたわ」


ピシャアアァァァァァァァァンッ!!

ゴロゴロゴロゴロゴロ……



「待っていなさい一刀、あんな事や、こんな事を、ジュルッ…あまつさえ、あんな恰好をさせて、そんな事まで、フフフフフ」




(ゾクウッ、な、なんだ?今の悪寒はいったい。)


自分の部屋に居た一刀は突如襲って来た悪寒に驚いている。





「フフフフフ、楽しみね一刀…いえ、一姫」


虚ろな眼でそう呟いている華琳。




その頃、一刀の頭の中には何処からか声が聞こえて来た。


(逃げろ)


「ん?」


(逃げるんだ)


「何だ?頭の中に声が」


(逃げるのよ、早く!)


「何だ、何から逃げろと言ってるんだ?」


何処かで聞いた事のある様な声は一刀に逃げろと言っているが何からどうやって逃げるのか一刀には分からなかった。





そして華琳は誰かと乾杯でもするかのように盃を掲げるとその酒を一気に飲み干し、高らかに笑う。


「アハハハハハハ・・・アーハッハッハッハッ!!」



ピシャアアァァァァァァァァァァァッン!!


華琳の政務室の机の上には雷光に照らされた「蜂蜜」が妖しく光っていた。


ゴロゴロゴロゴロゴロ






翌日、



「おお、美味そうだな」


一刀の前には、焼きたてのホットケーキがあった。


「いいな~ボクもたべたいな~」

「こら、季衣、行儀が悪いよ」

「はいはい、また今度作ってあげるわよ、まず一刀に食べてもらって感想を聞かなけりゃ。」

「よし、さっそく」

「待ちなさい、その「蜂蜜」をかけるのを忘れちゃダメデショ」

「おっと、ゴメン」


そう言いながら一刀が蜂蜜に手を掛けようとすると、再びあの声が聞こえて来た。


(やめろ!)

(ダメだ!)

(かけちゃダメ!)


「ん?また声が」

「早くしなさい!」

「ああ、分かった。」


トロトロトロ・・・パクリ・・・モグモグ・・・


カチャン・・・・



その忠告の意味に気付かなかった一刀はホットケーキに蜂蜜をかけ食べてしまい、その手からナイフとフォークが落ちる。




「うう、何だ、か、体が熱い・・・」


そして一刀は突如苦しみ出した。


「兄ちゃん!?」

「兄様!?」

「お兄さん~!?」

「一刀っ!? 華琳、これはどういうこっちゃ!!」

「まあ、見ていなさい、ほら、変わるわよ。」

「何が変わるんですか?変態が何に変わったと・ころ・・・で・・・・き、綺麗♪」

「う、うわあ、ほんまに一刀か?」

「素敵ですよ~、お姉さん~♪」


(あ、あの声はこの事を警告してたのか。何で気が付かなかったんだ?)


ポロポロ、泣き崩れている一姫(これからこの呼び方)をみんなは恍惚の表情で見ている。


「さて、真桜、アレは出来ているかしら?」

「はい、出来てますけど・・・!!まさかっあ、アレを隊長に?」

「ええ、もちろん。さあ、一姫、閨に行きましょう。フフフフフ、ジュルッ。」

「ま、まっとくんなはれ。アレはあくまで女性用さかい、ウチも一緒に使うて微調整したいんやけど…?」

「華琳様、ぜ、ぜひ私も一緒にお願いします!!」

「か、一姫殿と、あ、あんな事・・・どぶはっ!!」

「はいはい、稟ちゃ~ん、とんとん、とんとん~。では、私もご一緒に~。」

「な、ならウチも!」

「ボクも~~!!」

「あ、あの、私も」

「待ちなさい、一姫は初めてなのよ、そんな大勢じゃ壊れちゃうわ。そうね、真桜、桂花、いらっしゃい」

「はい、華琳様!うふふ、大丈夫よ、優しくしてあげるから♪」

「悪いな、凪、沙和、お先に失礼するで~~♪」

「うう、し仕方ない」

「ぶーぶー、真桜ちゃんずるいのーー!!」

「ちぇっつまんな~い」

「まあまあ~、次の機会では風達三人でするということで~」

「そうですね、仲良く三人で」


そして華琳は未だ俯いたままの一姫の肩に手を置いて妖艶な笑みを浮かべて呟く。


「さあ、逃げられないのは分かってるでしょう、いくわよ、か・ず・き♪」

「・・・はい・・・・」



(だから言ったのに)

(忠告を聞いていれば)

(強く生きてね)



~これより先の展開はキングクリムゾン~







~時は流れて蜀呉同盟との決戦~




「劉備、孫策、あなた達に勝ち目はありません。大人しく降服しなさい!」


「いいえ、私達は決してあきらめません!!」

「そう言う事よ、今更そんな説得に応じると思う?」


華琳は劉備と孫策に降服を促すが二人はそれを良しとはしなかった。


「しかたないわね、なら」パチンッ


華琳が指を鳴らすと誰か布をかぶったまま華琳の横に出てきた。」


「これからあなた達は天の御遣いの真の恐ろしさを知ることになるわ、見なさい!!」


ガバッ


そう言って華琳は布をはぎ取った。



「「「「「「「!!!!!!」」」」」」」



其処には呂布の格好をした一姫がいた。(しかも、照れて頬を赤くしている)


「ぐ、ぐはあっな、なんという、は、破壊力だ・・・」


関羽はそう言いながら膝から崩れ落ちる。


「あああああ、か、かわいいよ~~、ナ、ナデナデしたい~~!!」


劉備は混乱している。


「うにゃあ~~、鈴々にはその気はないはずなのに、力が入らないのだ~~」


張飛をまた、真っ赤な顔で一姫を見つめている。


「み、みんな、しっかりするのよ!い、いくら、いくら可愛いといったって・・・な、なによ、いくらなんでもあれは反則よ!!」


孫策もまた、混乱していた。


「ううう、だ、大丈夫なのです。ちゃんとねねの隣には本物の恋殿が・・」

「?????なんでアイツ恋と同じ格好してる??」


「あらあら、しぶといわね。じゃあこれならどう?」


そう言って華琳はあるモノを取り出した。

最終兵器「ネコミミ」を。


「「「「「「「!!!!!!!!!ッ」」」」」」」


同盟軍はそれを驚愕の表情で見つめる。

そして華琳はその最終兵器をゆっくりと一姫の頭に乗せて行く。


「装着♪一姫、とどめよ」

「に、にゃ~~~ん」






   蜀呉同盟軍、壊滅!!





「これにて、すべての闘いの終結を宣言する!!」


華琳の終結宣言を夢心地の中で聞きながら倒れ伏している同盟軍の面々は幸せそうな笑顔だったという・・・・


「?????????」


呂布だけは何が起きたのか分からないままだった。



続いたりする。(笑)


あとがき



刑事「な、何だこれは!? こんな凄惨な殺人現場は初めてだぞ。」



お死まい

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