第39話 住み込みバイト 〜2日目〜
住み込みバイト2日目、時刻は午前7時。
昨日の夜はとても長かった。
風呂に入った後、蜜柑の課題を深夜1時ごろまで手伝った。
そのため、かなりの寝不足である。
「おはよー」
俺は、リビングに向かった。
するとそこには、2人分のご飯が用意してあった。
(つばさくん、蜜柑ちゃん。おはようございます。2人は夜遅くまで、課題をしていたと思うので、もう少しゆっくり休んでて下さい。私と桃果ちゃんの2人で、店の準備は済ませておきます。)
どうやら、雫ちゃんが朝早く起きて、朝ごはんと開店準備を済ませてくれているようだ。
――ありがとう、雫ちゃん!
とは言え、今日のシフトは8時から。
その時間には、仕事が出来るように準備を進める。
――そろそろ、蜜柑を起こしに行くか
俺は、蜜柑を起こしに行こうと、蜜柑の部屋に向かった。
そして、ドアをノックした。
「おーい、蜜柑? 起きてるかー?」
返事がない。
まだ寝ているのか、そう思いドアを開けた。
「蜜柑? そろそろ起きないと……って」
目の前には、なぜか下着姿で寝ている蜜柑であった。
俺は、観てはいけないものを見てしまったと思い、慌ててドアを閉めた。
――なんで、あんな姿で寝てるんだ?
この部屋は、日が指すため、暑い。
エアコンも止まっていた。
恐らく、暑くて服を脱いだのであろう。
――もし、熱中症になっていたらどうしよう
しかし、何事もなく目が覚めて、あの姿を俺に観られたと思ったら、また怒らせてしまう。
余談は許さない。
しかし、命に変えられない。
俺は覚悟を決めて、蜜柑を起こしに行くことに決めた。
「蜜柑? 失礼……」
「あれ? おはよう! つばさくん!」
さっきまで寝てたはずの蜜柑が着替えをしていた。
悩んでる時間で、目が覚め着替えを済ませたのか。
「おはよう、頭が覚めたの?」
「えぇ? い、いつ? 今だよ!」
しかし、どことなく、蜜柑の顔が赤い気がする。
「蜜柑、顔が赤い気がするけど、熱とかない?」
「だ、大丈夫だよー! 暑いのには強いからね」
「それならいいんだけど……」
蜜柑は多少汗をかいている。
熱中症は本当に危険である。
「とりあえず水分取って、シャワー浴びてきな! ご飯は、雫ちゃんが用意してくれてるよ」
「え! 本当? なら、お言葉に甘えようかなー?」
そういうと、蜜柑はお風呂に向かって行った。
「おーい、水分取ってから行きなさいよ!」
「ありがとう! 気がきくー!」
俺は、蜜柑がお風呂から出るまで、朝ごはんを待つことにして、部屋の掃除を進めた。
掃除をしていると一つ不自然な点を見つけた。
基本的に綺麗に使われている。
しかし、リビングに意味有り気な汚い棚が置いてあった。
――トレジャーハンターとして、すごく気になる
人の家の棚を勝手に開けて良い訳はない。
俺は踏みとどまることにした。
棚の上だけ掃除しようと棚に近づいた。
すると、棚から写真のような紙がはみ出していた。
――なんだ? 写真か?
写真見るだけなら良いかと思い、俺はその写真を見た。
そこには、3人の男女が写っていた。
――こ、これは……雫ちゃん??




