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怒れるご令嬢2

 ローザが古参のメイドをクビにして数日後。

「これ、もう要らないわ」


 ローザはお茶を飲みながら箱いっぱいの貴金属を指差す。指輪に首飾り、ローザが使っていたものだ。


 メイドは驚き、目を見開いた。 

これだけのもの、いったいいくらになるのだろう。

軽くお屋敷の2つ3つ、買えるのではないか。


「お嬢様、本当に処分してよろしいのですか?」

メイドはこわごわ聞いた。


 ローザはメイドを睨みつける。

「私が要らないと言ったら要らないのよ。新しく買う予定だからいいの」

「ですが、これだけの品を新しくされるなんて…!」

「……」

ローザは無言でメイドの肩をつかんで微笑んだ。


「何度も同じこと言わせないでちょうだい。処分よ」

美しいだけに、ローザがすごむと迫力が増す。



メイドは言われるままに、箱の処分を始めた。


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