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怒れるご令嬢

「この私にこんなものを着ろと?!」

豪華な室内に高い怒鳴り声が響く。


金髪の娘の機嫌はすこぶる悪い。

手にしたドレスを今にも破りそうだ。


「何なの?この質の悪いドレスは!!その辺の平民だってもう少し良いものを着てるわよ!!」

「しかし、ローザ様。このドレスは隣国から取り寄せた貴重なものでして…!」


顔の汗をふきふき、執事がなだめるが、ローザと呼ばれた女性の怒りは収まりそうにない。


周りのメイドたちは恐怖からか顔が青ざめており、新人メイドはとうとう泣き出してしまった。

はらはらと泣くメイドを睨みつけながら、低い声でローザは言った。


「今すぐこのドレスを選んだ者をクビになさい」

「しかし…!」

「お前、私の言うことが聞けないのね。辞めてもらってもいいのよ?代わりはいくらでもいるのだから。」


その迫力に、執事はブルリと震えるのだった。




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