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異世界物語  作者: 中川 はじめ
1/3

不幸

この異世界物語が僕の最初で最後の作品にならないように…(笑)

「異世界ってあると思う?」不良っぽい友達のタクヤがいきなりそうきいてきた。

俺はいま、昔から仲がいいタクヤの家に遊びに来ている。長身で目つきが悪く、金髪に染めたぼさぼさの髪が特徴。喧嘩は強いらしい。

俺は「ありえねよ」と不愛想に言ったら、タクヤはつまらなそうな顔になって黙り込んだ。


ふと時計を見た。

時計の針が午後の四時半を指す。

五時半にちょっとした用事があったので、タクヤの家を出た。


家に帰る途中、後ろから誰かの視線を感じた。気になって振り向くと…一気に寒気がした。誰もいないほうがまだましだ。これは幻覚か、それとも疲れているのか。

そこには宙に浮いた男の子がいた。

男の子は下を向いているので、顔はよく見えない。身長からしてだいたい小学3年生くらいだろう。

男の子がこっちを見た。

男の子の顔は…人間の顔ではないと思うくらい…醜い顔だった…不細工なのではなく、事故で亡くなった人の幽霊のような…顔を見た瞬間、恐怖が沸き上がってきた。

男の子と目を合わせた瞬間、急に周りが暗くなった気がした。

男の子は笑っている。まるで俺が怖がっている様子を見て楽しそうに、明るく笑っている。

男の子は小さい指を俺に指してきた。嫌な予感がして上を見上げたら、頭上にトラックが落ちてきていた。


「ーーですか…?」

誰かが俺に声をかけている。

「だーーですーー?」

きれいな女の子の声だ。

意識が戻ってきた。

「大丈ーーか!?」

焦点も合ってきた。

「あ…!」

起き上がってみる。見渡して分かったのはここは平原らしい。

平原…そうか、ここはあの世か…俺は死んだのか…

「気が付きましたか?」

じゃあ目の前の女の子は天使か悪魔ってところか…

「急に倒れてましたけど…大丈夫ですか?」

女の子は心配しながらきいてきた。

「倒れてたって…あなたが俺を閻魔様のところに連れて行ってくれるんじゃないの?

 職務放棄?」

「…何を言っているのか分かりませんが…?」

青い瞳と髪のショートヘアーで前髪の右半分を髪留めピンで留めており、赤いマフラーをしている彼女はリルと名乗った。

日本に滅多にない名前に、俺はつい「外国の方ですか?」ときいてみた。

「え?あの、失礼ですけど…同じ質問をさせていただきます。」

「え、ちょ…」

「出身国はどこですか?」

ほんとに同じ質問をされた。

「に、日本ですけど?」

「二ホン…?」

「あ、アイフロームジャパン」

「あ…え…?」

戸惑っているのかからかっているのか?

「え、えっと…二ホン?がどこだかわかりませんが、ここはアマルスです。」

しばらく間が開いたが、俺の頭の中にすぐ出たことを言うと、

「どこだここぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼‼‼‼」

いかがでしたか?

誤字、脱字がありましたらご指摘ください。

以後気を付けます。

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