第五十五話 魔導の塔一階
「さっそく、おでましみたいだね」
ゴブリンが登場した。
たった一体で登場したようだ。
魔導の等といってもゴブリンがお出迎えのようだ。
「おォ、ゴブリンだなァ、最初の塔とは強さ違うんかなァ」
といきなり、巨大な剣で、ゴブリンを吹き飛ばした。
明らかに、以前と違う剣筋。
一瞬でゴブリンを吹き飛ばした。
「そんなこともないみたいだなァ」
「いや、あきらかに、ガルク強くなってるだろう。」
僕は突っ込んだ。荒々しい戦闘スタイルはそのままだけど
動きのキレが格段に上がっているようにみえた。
僕のしらないところで、過酷な訓練をしていたようだ。
「そうかぁ、わからねェなァ」
と、ガルクは言ったが。明らかに太刀筋が違う。もっと強い敵がでてこないと、これは気がつかないレベルかもしれないな。攻撃力は格段に上がっていると思う。
「修行していたのは、僕だけじゃなかったってことか」
と、嬉しくなった。これは30階まであっさり行けるかもなぁ。と思いながら、2階に辿り着いた。
「今度はゴブリン二匹ね。」
ラクスが言ったと同時に二匹を同時に斬りつけた。
そして、ゴブリンたちは消えた。
一瞬のことだった。
「ラクスまでかなり強くなっていた」
もともと美しい太刀筋のラクスだったが、さらに、芯の通った迷いのない美しい太刀筋だった。
「あれ?これは楽勝なんじゃないの?」
そう僕はつぶやいた。大魔法使いに脅されてきていたので、わりと拍子抜けというか、僕らが強くなりすぎている??
そして三階。
ゴブリンが3体。
「ウォーター」
ミコルちゃんが、3体に当たるようにウォーターを放った。
「&アイス」
と、ウォーターとアイスの合わせ技で、三体のゴブリンを一瞬で固めた。ウォーターを放った後、アイスを放つことにより、効果を倍増させているようだ。
うわ、この技は見たことがなかった。
なんて合理的な技なんだろう。これは思いつきもしなかった。
すごい。この子はこう見えて、魔法の使い方は天才的なのだよなぁ。
「しかし、これは、次は僕の出番でしかも4体ゴブリンが出てくるパターンだよね」
その通りだった。
ゴブリンが4体僕に向かってきていた。
「四体は厳しくないですか?」
ぼくがみんなに言った。スルーだった。しかし何も起きなかった。
軽口を叩いてはみたもののなかなか厳しそうだが
仕方無い。僕一人でやるしかない。
オーラを両手にまとい。集中する。
「ダブルファイヤー」
両手から最大限の火力の炎を出した。
そして、一瞬で四体が消えた。
確かに強くなっているようだ
「おー、すごいすごい!」
「すごいぞォ」
「おにいちゃん!すごいです!」
「ミコルちゃん以外心がこもってないんですけど」
くすくす笑う、ガルクとラクス。
そして5階に辿り着いた。
「ようこそだニャン」
しゃべる猫がいた。




