表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/101

第二話 美少女剣士ラクス

「うまそうな獲物がいるじゃねえか」

モンスターが襲いかかってきた。


巨体から繰り出される攻撃の風圧。

体中が振動する。

ギリギリのところでなんとか、避けた。


もちろん武器は持ってないし、このままでは殺される。

相手は本気だ。


異世界って一体どうすれば・・・

と考えてるうちに、さらにモンスターが襲い掛かってくる

「ジタバタしてないで、死んだほうが楽になるぞ」

モンスターはそう言った。


「そんな・・・」

とりあえず、思いだせ。ここに来てしてしまう前のことを。

たしか、魔法使い。そう、魔法使いになってたはずだ。

最初から使えそうな魔法、炎の呪文や回復くらいは使えるのではないか


「ファイヤー」

手をかざしてモンスターに向けて言ってみる。

すると、手に衝撃が走り、反動でうしろに飛ぶ。


「で、でた・・・」

空気を切り裂き、炎の球が、モンスターに向かって飛んでいった。


「ぐおおお」

モンスターがうめき声をあげた。


「ぐおおおお、お前、魔法使いだったのか」

当たったのは、たまたまだが、このまま、退いてくれると

ありがたい、たぶん今のままだとこの相手には勝てない。

この魔法が何回打てるかもわからないし

他の魔法何が使えるのかわからない


この偶然の一撃で相手が退いてくれるのが一番いい

そう願っていた。


「ぐおおおお、魔法使い、許さぬ、許さぬぞぉ」


逆効果だった。


モンスターは怒りだし、こちらへ向かってくる。

大きく振りかぶり、武器を振り下ろしてくる。

間一髪で、避ける。


「あ、あぶない」

避けるが地面は大きく割れ、モンスターの力が人間離れしていることが

よくわかる。

こんなか攻撃を二度も避けられたのは、運が良かったからだろう。

これを続けていると、確実に死ぬ。


「まだ完成させてないプログラムがあるのに」


死への恐怖が怒りに変わってきた。

しかし、このまま避け続けることも難しそうだ


もう一度打ってみるしかない。

「ファイヤー」

一瞬手が光に包まれたが、攻撃出来るほどの炎は発生しなかった


「まじすか」

「ふははは、MP切れのようだな」

モンスターが、高笑いをした。


「おいしくいただくとしよう。お別れだ!」

雄叫びをあげつつ、モンスターが大きく振りかぶった。


「あ、死ぬかな、これ」

そう思った瞬間


「そこまでよ!」

後ろから、女性の声がした。

その刹那、モンスターの武器を弾き

剣を首元につきつけた。


「貴様は・・・ラクス」

「そこまでよ、もう退きなさい」


「もう大丈夫よ」

そのラクスと呼ばれた美少女は、こちらを向いて微笑んだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ