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時廻奇譚 〜あなたに捧ぐ、恋物語〜  作者: 日ノ宮九条
第一章 時代を超えたタイムスリップ
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第14話 それぞれの思い

【沖田総司】


瑞希ちゃんが未来から来たと知った時、僕は瑞希ちゃんが土方さんの名前を知っていたことや、僕の名前を聞いて驚いていたことからして、彼女が僕らの未来を知っているんだろうと、予想していた。


そして、瑞希ちゃんが、恐らくはあまりいいものではないのだろうその未来を変えたいと思っていることも、僕はわかっていた。


もちろん、これはあくまで僕の勘でしかないけどね。


案の定、瑞希ちゃんは僕の取引に乗ってきた。


僕が瑞希ちゃんを利用し、そしてみずきちゃん自身もまた、僕を利用する。


ほら、とっても公正な取引でしょ?



土方さんの部屋へ戻る道中、僕はさっきの瑞希ちゃんの言葉を思い出し、口元に笑みを浮かべる。


どうやら、僕は君に嫌われちゃったみたいだねぇ?


まぁ、それはそれで別に構わないけど。


どうせ、君は僕からは逃げられないし。


でもね、瑞希ちゃん。


僕は思うよ?


あっちの彼……晴明君の方が、僕よりもよっぽど怖いと思うよ?



だって、彼は多分……。



僕らの想像のつかないような「闇」を持っているから。



********************



【安倍晴明】


物怖じしない桜庭さんの態度にも驚かされましたが……あなたもくえない人ですね、沖田さん。


僕は一応、二人の「取引」についての話は聞いていたんです。

もっとも、僕が起きていることは、沖田さんには最初からわかっていたようですが。



二人は、お互いを利用し合うことにしたようです。


僕は、はっきり言って二人の話には興味ありませんでした。


この時代も、桜庭さんがいた時代も、僕がいた平安の未来です。


どういふうに未来が変わろうと、過去は変わらない。



……そう、たとえどんなことをしても、「あなた」がかえってくるわけではないのと、同じように。



それでも、あなたは過去を変えようとするのですね、桜庭さん。



僕はあなたが羨ましいです。

……あなたには、生きることを望んでいる。


僕とは違って。


……そろそろ、眠りますか。


少し、疲れましたし。


神様も、ひどいですね。


僕の「たったひとつの願い」すら、叶えてくれないのですから。

これも、罰なのでしょうか?


できるのでしたら、教えて欲しいものですーーーーーー。


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