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深理学者フカミのおはなし 嘘

作者: しぃ

 わたくし、フカミ ユウスケはこの駄話を、たまたま頁を開いた貴方と、この頁を読みたくて開いた貴方に捧げましょう






 僕は嘘をつきました。




 この言葉は嘘なのか本当か。本当だとしたら、今までの言葉の中に偽が混じってるはずでしょう。



 桃から生まれた桃太郎は一人で鬼退治に出掛けました。

 僕はいま嘘をつきました。


 答えは簡単、一人ではなくお供を連れて鬼退治してきた、ということ。これは嘘というより間違い探しのようですが。

 




 桃から生まれた桃太郎はお供を連れて鬼退治に出掛けました。

 僕はいま嘘をつきました。


 大筋、原作と違った内容ではないでしょう。でも一つ嘘を仕込みました。わかりますか?

 それは、嘘をついた、というところ。

 わかった? 簡単でした?

 “嘘をついた”という嘘をついたってことですよ。裏の裏は表。嘘の嘘は本当。


 ゲシュタルト崩壊、起きてますか?(笑)


 嘘という嘘をついた僕は本当ですよ。

 ……よくわかりませんね。僕も分かりません。



 貴方がパニックになる前に、このおはなしを終わりにしましょうか。

 嘘も方便、という言葉があります。用法、容量を守った嘘をご利用くださいね。






ちなみに僕はこのおはなしの中にこっそり一つ、嘘を忍ばせました。

あ、わかってましたか。失礼しました。



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― 新着の感想 ―
[一言] おもしろかったですよ☆ フカミ氏(笑)の説明も可笑しかったし、なんというか……わかりやすい!!でも嘘の概念って人それぞれなんですね〜 どこに嘘が隠されているか……ィカルさん同様日常に溢れ…
[一言]  自己言及のパラドックス ってやつですね^^  突然、失礼。  いや、感想というものは突然だし  失礼もくそもない といわれてしまっては  おしまいですが・・・  ぜんぶ 嘘ですか …
2011/02/03 16:57 退会済み
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