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007、今この先
筆者作成、修正AI
扉が閉まった音がやけに大きく響く。
謁見の間は静寂に包まれていた。
連狼の指が肘掛けをゆっくり叩く。
フェイが一歩だけ主の前に出るが、何も言わず戻る。
玉座の間に、足音の残響だけが溶けずに残っていた。
先に口を開いたのは、やはりフェイだった。
フェイ「レン嬢、よろしいので?」
レン嬢「あれだけの覚悟じゃ。仕方あるまい」
フェイ「左様でしたか」
レン嬢「やれやれ……」
白雪「やあ、レン嬢。会いに来たぞえ」
ハウト「よう、フェイ」
レン嬢「お前ら、ずっと見てたな?」
白雪「はて? 何のことやら……」
ハウト「フェイはどうするの?」
フェイ「そうだな……」
レン嬢「のう、白雪」
白雪「なんじゃ?」
レン嬢「私、間違っとったかのう……」
白雪「さあ、どうじゃろな……」
フェイ「ハウト。私は見守るとしよう」
ハウト「うん、それが一番!」
レン嬢「白雪」
白雪「どうした?」
レン嬢「あとで教えてたも」
白雪「フフ、よいぞ」
ハウト「あいつ、やるじゃん」
フェイ「だな」
玉座の間の天窓から、光が差し込む。
それは昨日と同じ光のはずだった。




