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001、朱雀町、橘家の日常

作者執筆

ここは漁業を生業とした町、朱雀町。

漁師たちのリーダー、橘敬三は今日も漁に出かける。

敬三「花子、行ってくる」

花子「いってらっしゃい」

花子と呼ばれた、敬三の妻は今日も家で夫の帰りを待つ。娘の朱里も一緒だ。

朱里「今日も大漁期待してるわね」

敬三「ああ、任せておけ。行くぞ、秀一」

秀一「はい!」

敬三の息子、秀一は測量もできる優秀な漁師だ。

花子「さてと、今日は鰈の干物から作りましょうか」

朱里「はーい」


干物用の鰈を干し終えると、次は食料品の在庫管理を行う。

花子「お米は、たしか次の定期便で運ばれてくるわよね?」

朱里「そうね。他にリンゴ、梨、緑豆が来るわ」

花子「いいわねえ。梨は今が旬だから食べたかったのよ」

朱里「お母さん、梨好きだもんねえ」

花子「ええ、大好き」

在庫管理は大体2時間ほどかけて終わらせた。


源三郎「あ、花子さん。おつかれさまです」

この剣士は桂源三郎。町の警備を指揮する守り人だ。

花子「源三郎さんこそいつもありがとう」

源三郎「いえ、これが仕事ですから」

世間話をしていると漁師たちが帰ってきた。

秀一が網の手入れをしながら、「源三郎、ごくろうさま」とあいさつする。

源三郎「どれぐらい獲れた?」

秀一「ざっと鰯100匹ってところだ」

源三郎「おお、なかなか大漁じゃないか」

秀一「まあ最近は海も穏やかだからな」

朱里「鰯の刺身ね、今日のご飯は」

秀一「お、刺身かあ。いいねえ」

源三郎「私は草原と隣接してるあたりを見回りしてくるよ」

花子「ええ、いってらっしゃい」


朱里が鰯を3枚におろし、丁寧に切っていく。皿には鰯4匹分の刺身が盛ってある。

朱里「よし、出来上がり!」

出来上がった刺身の盛り合わせを食卓へと持っていく。

敬三「おお、美味しそうじゃないか」

秀一「うん、楽しみだ。いただきます」

朱里「どんどん食べてね」

鰯の刺身は次々と彼らの胃袋へと収まっていく。


秀一「さてと、ちょっと出かけてくる」

朱里「あー、また明奈さんのところでしょう」

秀一「ばれたか」

朱里「まあ別にいいけどね」

秀一「じゃあな」

秀一はそういうと養殖場へ歩いていく。

ほどなくして養殖場に着くとそこには一人の女性が作業をしていた。

明奈「秀一さん! 会いたかったわ」

秀一「ああ、ぼくもだよ」

明奈「鰯の十数匹はこっちの養殖用の生簀に入れてあるわ。あとつぶ貝がそろそろ収穫時期よ」

秀一「いつもありがとうな。おかげで食に困る心配が格段に減ったからな」

明奈「秀一のためならいくらでも頑張れるわ」

秀一「それと、これ」

明奈「あら、それは?」

秀一「近場で取れた真珠のブレスレットだ。一応私の手作りだぞ」

明奈「本当? もらってもいいの?」

秀一「ああ。君のために作ったんだ」

明奈「嬉しい……。ありがとう!」

秀一「どういたしまして」


明奈「ねえ、今度一緒にセントビアに連れてってほしいな」

秀一「いいね。でも、二人きりでデートはできないと思うぞ」

明奈「それは構わないわ。一緒にいることが大事だから」

秀一「じゃあ、今度の定期船に乗せてもらおうか」

明奈「やったあ! ありがとね」

秀一「どういたしまして」


秀一「ただいま」

花子「おかえりなさい。今日の夕食は焼きいもと鰯のつみれ汁よ」

敬三「花子のつみれ汁は本当に美味しいからな好きだな」

花子「あら敬三さん。褒めても何も出ませんよ」

秀一「僕も好きだよ、鰯のつみれ汁」

花子「二人とも嬉しいこと言ってくれるじゃない」

朱里「焼きいもも美味しいよ」

秀一「そうだな」


日が沈むころには皆就寝している。秀一も例外ではない。

秀一「おやすみ。明日も良き一日であるように」


橘家の日常ほのぼの回でした。なにやら秀一と明奈が仲睦まじいですなあ。

今後どのようになっていくんでしょうね?

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