第九十七話
優「作者、やらかしたな」
作者「やらかしました。昨日の感想への返信で、本日更新の内容を踏まえた返しをしてしまいました。申し訳ありません」
優「作者、お前何年ネット小説書いてんだ?」
作者「言葉もないよ・・・」
校内が体育祭のプログラムが発表されたとかで沸いていた。しかし参加しない俺には関係ないと興味すら示さなかったのだが、終業のHRで無関係ではいられなくなってしまった。
「今年から体育祭のプログラムに変更がありました。滝本君、この仮装競争に出てみない?」
「はぁ、仮装競争ですか・・・」
出るつもりは無いのだが、説明だけは聞く事にした。今年から変更なんて、原因は俺の可能性が高いと思う。なので無下にはしたくない。
「チーム順位に関係ないエキシビションだから、本気で走る必要がないのよ。だから運動系の子も非運動系の子も一緒に走るの」
考えたものだ。それならば運動系でも非運動系でも問題が出る俺でも問題なく走る事が出来る。しかし、だからと言って出たいかと問われたら出たくない。
「幾つか質問があります。まず、出るか出ないかは俺の意思次第なんですか?」
「ええ、出る事を強制する事は無いわ」
取り敢えず断る事は可能と。こちらから出られるよう便宜を図る事を要請した訳では無いので、断っても「折角策を立てたのに」と恨まれたりはしないと思いたい。
「出るとしたら、衣装を考えて自作しなくてはいけないですね。そこに学校側は干渉してきますか?」
「出走するなら臨時で二年一組所属となります。一組の女子が衣装を作ると張り切っているから、滝本君はサイズを測ってもらえば作業はありません」
既に一組では俺が仮装する事が想定されてるらしい。まあ、俺に話しをしてから所属先を探して全部の組から断られたら学校側は詰むからな。
先に所属先を探して見つかれば良し。断られたらこの話し自体を俺にしなければ問題ないのだから、この手順は無難と言えるだろう。
「材料の調達や作成も任せきりですか。一組の女子に悪いですよ」
「女子達、凄く張り切ってますよ。誰が滝本君の担当をするかで揉めてましたから。あっ、勿論やりたい人が多くてですよ」
YESと答えたら、肉食系女子に囲まれる事になりそうで怖いのだが。ここは一旦退却して最良の策を練る事にしよう。
「少し考えたいので、返答は今日でなくても良いですか?」
「ええ。でも、衣装作成の時間が必要なので出来るだけ早くお願いしますね」
帰る間際にこんな難題を押し付けられてしまった。何か上手い理由を付けて断る事は出来ないだろうか。
帰宅してから考えるも妙案は浮かばず悩んでいると、夕食の席でそれを父さんに見抜かれ相談する事となってしまった。
「今まで運動会や体育祭に出なかったんだ。出てみたら良いと思うぞ」
「そうね、優ちゃんは自分の事よりも周囲の事を考えがちだから。たまには周囲の好意に甘えても良いのよ」
両親は参加する方に賛成のようだ。そういうイベントは俺が参加しなくても舞の方で参加しているから大丈夫だと思っていたが、俺が参加出来ない事に引け目を感じていたらしい。
「舞もお兄ちゃんが走る姿を見てみたいな。中学でも家族は応援に行けるわよね?」
「走ると言っても本気で走る事はしないし、どんな衣装で走らされるか分からないぞ?」
お兄ちゃんとしてはぶっちぎりの一位でゴールし、可愛い妹にいい格好したいという思いがある事は否定しない。
しかし、この競争はエキシビションだ。本気で競るような物ではないし、それだけの為に来てもらうというのも気が引ける。
さて、この問題は一体どうすれば良いものか。




