くすりづけ
私の日常での出来事
もと嫁として、母として、祖母として
こんなタイトルだと、
危ない話しかと思われてしまうかもしれないがそうではない。
現在、二ヶ所の病院に通いくすりづけなのである。
一つは整形外科。首という首を痛めてしまった。
後一つは持病の胃腸のくすり。そう言えば、
耳鼻科のくすりも飲んでいた。計10粒。
持病の変換で、耳鼻科の文字が出てきて思い出した。
私はなかなかの天然である。
ちょっと話しは反れるが、もと姑の話しをしよう。
最初に、ご挨拶におじゃました時から
もと舅と姑はとても温かく私を
迎い入れてくれた。舅に至っては、
「俺にもう一人、娘が増えた」と
声をかけて下さり、結婚二度目の私は
喉を詰まらせた。
その後、籍を入れてスープの冷めない距離に
引越したが、同居は丁重にお断りした。
前に散々たいへんな思いをしている為、
唯一の結婚の条件として夫にお願いした。
「俺から言うからいいよ」とあっさり夫はいい、
私はホッと胸を撫で下ろした。その分、夫の実家には
顔を出す事にした。当時、私たちの住むアパートと
夫の実家は、アパートの大家さんの畑を横切ると
ホント目と鼻の先にあった。私の方からは週一回、
姑の方からは週二回程、行き来があったと思う。
事前に電話がかかる事もあれば、いきなり朝7時に
ドアをノックする事もあった。さすがにその時は
風の音かと思い、ドアを開けなかったが
後でドアノブに野菜の入ったレジ袋があり、
「あれは、お義母さんだったんだ…」と驚かされた。
時に一緒に買い物に行こうと誘い、迎えに行くと
姑、「ちょっと、待っててね❗トイレ行くから…」
私、「はーい、ゆっくりでいいですよ」と声をかけ
数分後、慌てて姑が出てきて「お待たせ」と
鍵をかけてから、しばらく一緒に歩いていると
私、「お義母さん、左右の靴が違いますよ」
なんて微笑ましい事が度々あった。
そんなもと姑が、最近になって介護認定を受けたという。
私はだいぶ前から、ひっとしてと思ったが
姑と同居している義姉が何も言わないのに
余計な事は言えなかった。夫にはそれとなく
伝えたように記憶しているが、夫より「大丈夫でしょ、昔からだよ」との返事。
確かに初期は見分けが難しいのである。
ちなみに、私も義姉もわりとその道の専門家。
私は波風を立てぬように引きさがった。
そんな、もと姑がいま腰を圧迫骨折しているのに、
毎日のように買い物に出ているという。
必要だからではない。家族に止められていても
忘れてしまうからだ。私は、もと嫁だけど
手出しができない。今は他人になっているから…
ちょっと気になり、こんなときはどうしたものかと
相談窓口に聞いてみた。「他人でも、近所で困って
いる人を見かけたら、手をかす事があるでしょう。
気になるなら貴方が無理ない程度に、協力すればいいのよ。
例えば、料理を彼に持たせるとか…」なるほど❗
私は早速その日のうちに実行した。今は他人だけど、
もと姑には穏やかに過ごして欲しい。
思わぬうちに長文になってしまった…
私も年を重ねて、今からくすりづけの状態である。
もと姑くらいの年になったら
どうなっている事やら、見当もつかない。果たして、
私の事を心配してくれる人はいるのだろうか?
そもそも、そこまで生きられるのか…
先日、娘や孫と買い物に出掛けた時にうっかり
娘達とはぐれてしまい、孫と二人でウェディングドレス売り場にぶつかった。私、「キレイだね❗早くネネ(娘、孫には叔母)のドレス姿がみたいね」、すると孫より「ちゃあちゃん(私)、○○(孫)の結婚式も観に来てね」との事。私、「観て欲しいの?」孫、「うん」
泣かせるね。その前に、色々買ってあげたもんね。ちなみに、
孫はなかなかの人転がしである。
もと夫や姑(これは最初の方の)とは会いたくないけどね…
とまたしても心のなかで毒を吐く。
ここまで、つきあって下さりありがとうございました。