第六章 どきっ!!厄介な婚約者殿withM!
「うー、えー、あー・・・・あの、お、お久しぶりです・・・・。ミズキさま・・・・・。」
ミズキさまは美しくて優しいミズキの女王さまだ。優しいんだけど・・・・
「よぉ、タウチ。相変わらず運わりぃんだろ?」
「はい・・・・。」
「ぎひひひひひっ、だろうなぁ。みりゃわかるぜ。」
みりゃわかるのに言わないでよ・・・・。
「頭についてるのはなんだ?わかめと・・・・豆腐と味噌かぁ?」
「はい・・・・。」
「雨でびしょびしょだし、いい味噌汁ができあがってんなぁ!!!!!」
冷たい味噌汁なんて飲みたい人あんまいないでしょ・・・。
「親しいつっても他国の王に会うってんだからその恰好はどうかと思うぜ?」
「これが最後の着替えだったんです・・・・・。」
「ぎひひひひっ!そんなこったろうと思ったぜ!いやー、本当にさすがだぜ!!!」
こんなことで褒められても・・・・。
「で、そっちの男はだれだ?二人とも結構なイケメンじゃねぇか。俺の側室にしてやろうかぁ?」
「やめてください・・・・。」
優しいんだけどね・・・いろんな意味で疲れるんだよ・・・・。
「えっと・・・こっちの白髪の人がスノウさん、
「以後よろしくお願いいたします。」
「こっちがミラビr
「ミラと申します♪よろしくお願いします♪」
遮らないでよ・・・。
「おう、よろしく。俺が・・・ま、知ってると思うが、ミズキの王のミズキだ。」
「はぁーい♪ところで、タウチさんの婚約者さまはどこにいらっしゃるんですか♪」
ああ!勝手に話かえないでよ!それにあいつがどこにいるかなんかしりたかないよ!!
「ん?ハナミズキのことか?ありゃ、おかしいな。さっき・・・・
さっき・・・・?
「とりゃああああああああ!!!!!!!」
「ぎゃあああああああああ!!!!!!!」
お、お湯がぁああああああああああ!!!!!!!
「・・・・ハナミズキ・・・。」
「おっ、ごめんな。寒そうだったからつい、な。」
「タオルとかにしてよ!!!」
このあとまた寒くなるじゃん!!しかもめっちゃ焦るよ!!
「もー!!!」
「母さん。結構タウチもびしょびしょだし、このままだと風邪ひきそうじゃん。風呂入れてやらね?」
「お前が追い打ちをかけたんだろー!!!この馬鹿ハナm
「まぁ、そうだな。おい、パセリ!」
ミズキさまが声をかけると、髪をひっつめにした真面目そうな女性が現れた。
「およびでしょうか、ミズキさま。」
「ああ。タウチザクラ女王を部屋に案内してやれ。・・・・タウチ、風呂は部屋に備え付けられてるからそれを使え。結構広くていい感じだぜ。」
「あ、お風呂に入るお手伝いは結構です。自分でできるので。」
「・・・・だ、そうだ。」
うんうん、みんなやりたがらないからほかの王族と違って自分でできるよ!それになんか恥ずかしいし!・・・・・ま、結構一人で入りたがる人も多いらしいけどね。
「承知いたしました。・・・・・では、ご案内いたします。」
MはMotherです。