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第三十七章 どきっ!!やっぱり運がないよ!!

「ほう・・・これはこれは、木蓮の女王殿ではないか。」


 ヤバイ本当にヤバイ。

 今の状況を簡単に説明しよう。メギの若と思いっきり遭遇した。泣くしかない。いや、泣いてもどうしようもない。


「・・・はい。」

「こんなところでなにを企んでいらっしゃるのだ?」

「なんにも・・・たくらんでません・・・。」

「信じたいところであるがな。水木の王とあなたさまはとても仲がよろしかったと記憶しているが?」

「そ、それはそう・・・なんですけど・・・・。」


 ど、どうすれば・・・・。


「そうだそうだ、木蓮の国は悪魔に愛された国などという噂も耳にしたこともあるぞ。それを聞いて、我らが主・大神子は大変なお冠であった。」


 あ、悪魔に愛された国!?悪魔が奪おうとしてる国ではあるけど・・・。



「うむ・・・あなたさまを殺さなくてはいけない理由がいくつもいくつも。どうしたものか・・・。」


 ひぇええええ・・・・!


「ご、ごめんなざい!!!な、なんでもしますからぁ!!!」

「なんでも?」

「い、いや、ちょっと・・・む、無理かなぁってのもいくつかありますけど・・・。」


 命あげたりとか、国をあげたりとか・・・。

 というか、国あげるとかいったらミラに殺されるよ。


「うむ、では・・・死んでいただくしか、


 ガキンッ


「ククッ、それは残念ながらお断りですよ。」


 若が振りかざした刀を鎌で受け止めるのは・・・・・


「す、スノウさん!!!」


 どこから出てきた!!?

 いや、とりあえずありがとう!!!!


「・・・・・・悪魔に愛される国の名に間違いはなかったか。」

「あら、なんのお話です?」

「もともと傷つけるつもりはない。さっさと帰るがいい。」


 そういうと、若は身を翻してどこかへと消えていった。


「す、スノウざんー!!!ありがとうー!!!!」


 本当にありがとう!ありがとう!!


「大したことありませんよ。さぁ、お城に帰りましょう。」

「うん!!」



  *  *  *  *



「タウチさん!!!」


 お城に戻ると、ミラが慌てて駆け寄ってきた。


「無事ですか?なにもされていませんか?」

「うん、うん。無事だよ無事。」


 なにか・・・されかけたけど無事。


「本当に・・・・申し訳ありません。僕の・・・せいで。」

「大丈夫。ハナミズキにも会えたし、むしろラッキーだったよ。」

「え?」


 そもそもあの移動はたぶん私の能力のせいだし。


「ハナミズキにちゃんと想いも伝えられたし、顔も見れた!うんうん、大満足!」


 最後にバッと言っちゃった感じだけど・・・・伝わった。きっと。ハナミズキに!


「・・・・そうですか。」

「うん!やっぱり私、ハナミズキが特別で唯一で一番だ!」

「・・・・・・・・・・・・。」


 ミラはなにもいわず、ただ紫に塗られた爪でカチカチと机を叩いていた。

 





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