第三十三章 どきっ!!人生はつらいよ!!
ハナミズキがミズキに帰った翌日、メギとミズキの戦争は始まった。
今日で戦争が始まってから6か月。メギとミズキの戦力差にしてはミズキは頑張っている。・・・・が、勝つ見込みはほぼないだろう。おそらく、あと、四か月もすればミズキは・・・。いや、あるいはもっと早く・・・。
「・・・・またニュースですか♠」
「うん・・・・・・。」
私はずっと怯えている。ミズキの王族が・・・・戦死したとの報道が流れることを・・・。
「・・・・・そういえばあなた、忘れてません♣」
「なにを?」
「今日、賭けの日ですよ♣」
・・・・・そうだった!!!
「えー今度はなんのゲームにする?」
「人生ゲームでもしますか♥」
・・・・・私も他国のことを心配してられないかもしれない。ミラと私の駒の距離はもうすでにかなり近い。私が、あと二十敗すればこの賭けは終了して、恐らくミラにこの国を奪われる。
* * * *
「ま、また負けたぁああああああ!!!」
なんだこの借金苦は!!離婚もされたし、子供ももってかれた!!最後まで無職だし!!だから、離婚されたのか!!そうか!!!!人生ゲームってこんな悲しいゲームだったんだね!!
「人生って楽ちんですね♥」
ふざけんなよこの野郎!!めっちゃ大金もちになりやがって!!幸せな生活キャッチしやがって!!同じ人生ゲームやってるとは思えないレベルの差だよ!!
「タウチさん、すごーい♥逆に尊敬しちゃいます♥」
「・・・・ちょっと海に沈んでくる?」
「いやぁん♥ネ・ツ・レ・ツ♥」
憎しみがわく。
「もー!!ミラと人生交換したーい!!」
「いいですよ♥契約してくれるのなら♥」
「マジで?」
「ええ♥代償は・・・・うふふ♥」
・・・・・・やめとこ。
ふとニュースを見ると、メギとミズキの報道を続けていた。
「・・・・ミラ、ちょっとお願いしてもいい?」
ポーンを進めていたミラに声をかける。
「なんですか♥」
「・・・・・ハナミズキのところに行きたいんだけど・・・・」
「・・・・・は?」
「・・・・ちょっと会いたいなって。」
メギとミズキの戦争の報道をなおも続けるニュースをしり目に、私はミラの仮面の奥の瞳と目を合わせた。




