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第三章 どきっ!!不運は続くよ何度でも!

「はぁ・・・。どうすればいいんだろ・・・・?」


 ただいま町に繰り出してミラとお食事中である。ハハハ・・・会議のことを忘れたくても忘れられないよ・・・。


「だから、処刑♪ほら、しょーけい♪そらっ、しょーけい♪」

「なにその怖い掛け声・・・。」


 絶対にやらないからね!!


「いたっ!・・・・またか。」


 はぁ・・・・。また針入ってた・・・。


「逆にすごいです♪僕、人生・・・悪魔生において食事に針なんて入ってたことないです♪」

「ははは。殴りたい。普段から食事に絶対毒かなにか入ってちゃいけないものが二個以上入ってる私に喧嘩売ってるとしか思えない。」

「城でのイカ墨スパゲティといわれて出された大量の髪の毛は笑いました♪」

「私は泣いたよ・・・。」


 あのあと誰も他の食事用意してくれないし、わけてもらおうとしても誰もわけてくれな・・・あ、スノウさんのギリ残ってた最後の一口を貰ったんだった。やっぱスノウさんって天使だ。


「私だってね!!!?好きで不運やってるんじゃないの!!!」

「そうだったんですね♪知らなかった♪」

「どうしたら好きで不運になれるの!!?というか、ならないよ!!」

「うふふ♪」


 ああ、あそばれている・・・・。


「いてッ・・・!!!・・・はぁ・・・。」


 これ画鋲じゃん・・・・。



 *  *  *  *



「わー、可愛いお洋服が一杯だね!!」


 うんうん。このTシャツ大好き。


「・・・・・センスが皆無♪」

「は?」

「でも、あなたにはお似合いだと思いますよ♪その・・・・豚まんちゃんTシャツ♪」

「え、本当?嬉しいな!!」


 豚まんちゃん・・・好きなんだよねぇ。豚まんはそんな好きじゃないけど。あ、これはもちろん共食いしてるような気分になるからとかそういうことじゃなくて、全体的に〇〇まんが好きじゃないんだ。あ、アン〇ンマンは好きだよ。あんまんはあんま好きじゃないけど。・・・・あんまんだけにね。ぷぷぷっ。


「・・・・やはり、親近感を感じているのでしょうね♪」

「店員さーん!これくださーい!」


 ミラがなんか言ってるけど気にしなーい気にしなーい!


「あぁん!?生意気いってんじゃねーよこの豚!!!」

「ひ、ひぃ!!!?」


 まさかのヤンキー!!!?


「ぶ、豚ではないので・・・服が、欲しいなぁ・・・と思いま

「ああん!!!?」

「ヒィイイイイ!!!!!ごめんなさい!!!ごめんなさい!!私はブーちゃんです!!ブヒィィイイイイイ!!!!」

「きめぇ。」

「もはや汚物♪」


 酷い言い様。


「とにかく豚に売る服はねぇ。帰れ!!」

「はいぃぃぃいいいい!!!!」


 ああ、Tシャツ・・・・欲しかったな・・・。


「ねぇ、ミラ・・・

「いやです♪」

「まだなにも言ってないよ!」

「いやです♪」

「・・・・・・・・・・・。」


 はぁ・・・買ってきてもらおうと思ってたのに・・・・。


「あそこ、雰囲気よさそうって思ってたのに・・・・


 ぽつん


「ん・・・?」


 ぽた ぽた ぽた ぽた


「あ・・・・


 ざばぁあああああああああ


「雨だ・・・・・・。」


 一瞬で豪雨だ・・・・。


「・・・・本当に尊敬します♪」

「ありがとう・・・・。」


 嬉しくない・・・・。


「はぁ・・・・。」


 ゴロガラゴロ・・・・


「まさか・・・・


 ドゴーン!!!!


「ひえええええええええ!!!!!!!!」


 落ちたぁああああああ!!!雷ィィ!!!!隣におちた!!!!ミラがいるほうとは反対の場所だったからよかったけど!!!ヤバい!!!めっちゃ近い!!!


 ドゴーン!!!ドゴーン!!!ドゴーン!!!


「うわあああああああああ!!!逃げよう!!ミラ!!!」

「もはやギャグ漫画♪」


 ミラの手を掴み、走り出すと見事に雷が追いかけてくる。少しでもスピードを緩めたら直撃だね!!


「み、み、ミラ!!!ちゃんと走って!!このままじゃ二人で仲良くこの世とさよならバイバイだよ!!」

「え、僕と貴女で旅に出るんですか♪」

「なにいってんの!!!?」


 どうしてそんなのんびりできるのか理解できないよ!!!


「はぁ・・・・お馬鹿ですねぇ♥」


 ミラは突然ショッカー時のピエロスタイルに戻ると立ち止まった。馬鹿はそっちだよ!!!


「なにやってんの!!!?死んじゃうよ!!!?」

「大丈夫ですよ♥」


 すると、胸元からトランプを取り出して空中に投げた。

 ・・・・・・ええええ!!!?この行動になんの意味が!!?と、思っていたらトランプは大きく広がり傘のようになった。


「え、傘って危険なんじゃ・・・・・?」


 雷が落ちやすくなるって・・・。


「普通の傘じゃないでしょう♥どうみても♥」


 ドゴーン!!!!


 ああ、終わっ・・・・


「て・・・ない・・・?」


 確かにトランプの傘の上におちたはずの雷はそのままトランプに吸い込まれていった。


「おおー!!!すごい!!流石悪魔!!!」

「こんなことを褒められてもうれしくないです♥」


 そのまま私たちはトランプの傘に入って城まで帰った。



  *  *  *  *



「貴女の運気はもはや神に呪われていますね♪」


 はぁ・・・。


「よくいわれるよ・・・。そういいながら皆離れてく・・・・。」

「・・・・・・・・・。・・・・・まぁ、神に呪われているのだったら僕も同じです。同類同士仲良くしましょう。」


 ははは・・・。好んで呪われたのと、全く持って望んでないのに呪われたんじゃ大分話がちがうとおもうけどね・・・。





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