第二十六章 どきっ!!怪しげな箱!
「ごきげんよう、タウチさん。」
・・・・・・・・・。
「す、スノウさん!!」
大事なときにどっかに行ってたスノウさん!!
「どこに行ってたの!?」
「少しユリの方へ。」
いや、それは知ってたけど!!
「なにしてたの!!?」
「いろいろ・・・ね?」
「大変だったんだよ!!なんか革命?みたいなのが起きかけて・・・・!!」
「さきほどあの悪魔から聞きました。」
あー、ミラが報告してくれたんだ。
「よく、頑張りましたね。」
そういうと、スノウさんは私のことを優しく抱きしめてくれた。スノウさんのお線香のような香りが私を包みこみ、なんとなく安心する。
「うん・・・・・・!!!」
うっ!なんだか涙が・・・・!
「す、スノウざぁーん!!!!怖かったよー!!!!」
「よしよし。」
「これからはどこにも行かないでー!!!!」
「・・・・・・・・・・・・。」
うわーん!!こわかったし、寂しかったよー!!!
「そういえば。」
「ぐずっ・・・・どうじだの?」
「ミズキから、これを。」
ミズキからお手紙?・・・・・と、なんか小さな箱。一体なんだろ?
「・・・・・・箱を開け?」
手紙にはそう一言だけ書いてある。
・・・・・・うーん、なんか嫌な予感する。怖いなぁ・・・。ミラに開いてもらおっかな・・・。
・・・・・・あ。そういえば。
「・・・・おかえりなさい、スノウさん!」
「・・・ええ、ただいま戻りましたよ。タウチさん。」
やっぱり、スノウさんのこと好きだなぁ!
* * * *
「うーむ・・・・。」
さて、あの箱だが・・・・。
いまだに開けられずにいる。だって怖いもん。急に年取ったりしたくないもん!
「み、ミラー!」
・・・はたしか今どっかに行ってたはずだし。
「スノウさーん・・・・!」
・・・もどっか行っちゃったし。
「ママー・・・・・!」
・・・はもう死んでるし。
「むー・・・・・。」
困ったな。あ、そうだ。
「スグリさーん!!!!!」
いたはずだぞ!
「・・・・・・あ?」
アッ、なんかごめんなさい・・・・。
「私、仕事中なんだが。」
「そうだよねー!!ごめん!」
まぁ、今の時間に仕事してないっていうのはそれはそれで問題だよね。
「えーっと、この箱を・・・開けてほしくて・・・・。」
うーん、怪しげなものを人に開けさせる・・・・・結構私クズかもしれない。
「いや、やっぱいいや!この箱開けるの見てて!」
「・・・・はぁ・・・?」
見てるだけでいいから!私が老いるのを!!




