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第二章 どきっ!!最悪な会議!!

「じゃんけん、


 今日は月二の賭けの日・・・・・


「「ぽんっ♥!」」


 ・・・・・負けた・・・。ちなみに私、勝ったことない・・・・。毎回私が賭けの内容決めてるのに・・・・。これまでにもゲームで賭けとかもやったけど全敗だ・・・・。次、サンマとかにしようかな。ああ、三連敗する未來しか見えない・・・。

 というか、ショッカー勝手にお世話係になりやがったんだから手加減してもいいじゃん・・・。いや、じゃんけんに手加減もなにもないけどさ・・・。ミラってなんだよミラって・・・。知的美女っぽい名前にするなよぉ・・・・。


「では、ポーン進軍♥」


 ああ、まだ遠いけど結構ヤバい・・・。


「うわーん!!!どうやったら運気があがるんだー!!!!」

「さぁ♥」

 

  

 *  *  *  *



「女王陛下。今回こそは勝ちを納められたのですよね?」


 ・・・・・ああ会議 憂鬱会議 四面楚歌。あ、五・七・五。


「えっと、いや・・・・あの・・・・ごめんなさい・・・・。」


 皆の冷たい視線と蔑みの視線が突き刺さる。


「やはりぼんくら・・・・。」

「さっさと消えればいいのに。」

「いや、だからといって国を悪魔に取られては困りますぞ。この国は私のものにな・・・ごふんごふん。失礼。」

「やはりあれは不幸を呼び込む。私たちの不幸もすべてあいつのせいか。」


 ああ、いやだなぁ・・・・。なんでこんな嫌われるのかなぁ・・・・。


「んふふふふ・・・皆さま。女王陛下の不運は今に始まったことではありません。それはわかりきっておりますでしょう?だからこそ、どうすれば勝てるのか考えなくては。ただ、文句をいうだけならばそこらの草でも拾ってきて臣下にしたほうがまだよいというものですよ。」


 す、スノウさま・・・・!!!なんて優しくて凛々しいんだ・・!!!今度、ヘアカラー百箱贈呈するね・・・!!!


「なっ・・・・!!」

「新参者のくせに・・・・。」

「ふん、あの馬鹿が私たちを上手く使えないだけだ。」


 やーい!やーい!負け犬どもめー!!!・・・・・ま、本当の負け犬は私だけどね。あんなぼろくそに言われてもなんも言い返せない小心者なんだから。私って、どう考えても王には向いてないよなー・・・・。


「ああっ♪忘れてました♪もうおやつの時間ですよ♪」


 ぎょぎょぎょっ!!!?ミラが、いつのまにか・・・・!!!!


「はーい♪解散解散♪」


 皆不満そうな顔をしながら散らばっていく。誰かコイツが会議を今の今までサボってたことについてなにか言わないんですか!!!


「むふふ~♪」


 気が付けば、部屋に残っているのはミラ・・・・ではなく、ショッカーと私だけだった。いつのまにかミラのときの執事のような恰好からピエロスタイルに戻っている。


「タウチさんって四面楚歌って感じなんですねぇ♥」


 そうだよなにか悪いか。


「このままじゃあ、どう足掻いても国家転覆じゃあないですかぁ♥」


 うるさいよ!!!

 

「だからってどうにもできないよ!」

「そうですねぇ♥」

 

 じゃあ言うな!私だって困ってるんだよ!!なぜか知らないけど、昔からの臣下たちはママが死んだと同時に病気とかなんかいろいろな理由で退職しちゃった&子供がいなかったんだよ!!で、その代わりに入ってきた人たちは野心がヤバそうな人たちばっか!!おまけになんか知らないけど、私のこと死ぬほど憎んでるし!!食事とかにも毒とかはいってるのが常だよ!!!これまで色々頑張ってみたけど、どう足掻いても蔑んだ目で見られるだけだよ!!


「生ぬるい性格がダメなのでは♥」

「うっ・・・・。」

「そんな臣下たちなんてさっさと首を切ってしまえばいいのですよ♥もちろん、職をとくという意味ではなくね♥」

「いやだよ。あの人たちにも・・・一応家族とかいるみたいだし。」

「思いやりがあるんですねぇ♥」


 というか、これ以上敵を増やしたくないだけだよ・・・。なぜかなぁ・・・むかしからすんごく色んな人に嫌われるんだよ・・・。不幸を呼び込むからかなぁ・・・。


「あー!もう、どっか行こう!!ミラ、付き合って!!」

「あぁん、ごめんなさい♪僕、家畜は恋愛対象じゃなくて♪ご兄弟、よくスーパーで売られてますよね♪ご兄弟の生姜焼きとか好きなんですけど、ちょっと好きの意味が違って♪」


 私が豚だっていうのか!!!うがぁ!!!それにそもそも付き合っての意味が違うよ!!


 


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