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第十九章 どきっ!!やっぱ悪魔は悪魔だ!

「わぁ♥あっという間に帰っちゃいましたね♥」


 ぼぅっとしていると、ミラが扉を開けて入ってきた。


「うん・・・・。」

「なんの話してたんですか♥」

「秘密。・・・・・あ、ミラあの二人に自分が悪魔だって話した?」

「いいえ♥・・・・・・なぜそんなことを聞くのですか♥」

「いや、あの二人がナチュラルにミラのことを悪魔っていったから。」

 

 あんまり言いふらさないでほしいな・・・・。


「気を付けるようにだってさ。」

「そりゃそうですよ♥僕は悪魔ですから♥それにあなたは将来この国を僕に奪われる♥」

「まだ確定してないよ!」


 ・・・・あれ?そういや賭けの日って今日じゃ?


「・・・・そういえば今日は賭けの日でしたね♥」


 ミラも思い出したらしい。


「今日は・・・じゃんけんにでもしますか♥」

「別にいいけど・・・。」


 今日はさすがに会議もないよね・・・・?


「はぁい、じゃあいきますよ♥」


 うん。


「さーいしょはぐー


 なにだそうかな・・・


「っとだす馬鹿がいる♥」


 ・・・・・・!!!!?


「このやろー!!!!!!」


 最低だぞー!!!おかげで負けたよチクショー!!!


「いかさまだ!!このペテン師!」

「悪魔ですし♥人をだますのが本業でぇす♥」

「ぐぎぃー!!!!!」


 うぅー!!!


「それに僕の能力、道化師ですよ♥騙さなきゃそんそん♥」

「能力すら使ってなかったじゃん!今の!!」


 いまだにミラの能力の全貌がさっぱりわからないけど!!


「タウチさんにはそれで充分♥能力なんか使わなくてもちょろいちょろい♥」


 な、なめられている・・・・!!!


「それにぃ♥じゃんけんは最初はグーとだす決まりなんてないじゃないですか♥」

「で、でもさ!!」

「あらぁ、あらあらあらぁ♥たしかまえじゃんけんしたときは、最初はグーなんてしませんでしたよねぇ♥」

「そ、そうだっけ・・・?」


 記憶ないよ!!私、昨日の夜ごはんすら覚えてないもん!!


「ええ♥」

「そうだったかも・・・・?」

「でしょ♥だから、僕の勝利♥」

「そっか・・・・。」

「はぁい、交渉成立♥」

「え?」


 賭けの勝負が決まった時にいつも出てくるチェス盤が今さらでてきた。


「ポーン進軍♥」


 ポーンが1マス進むと、そのままチェス盤ごと消えた。


「・・・・・・・どういうこと?」

「じゃんけんの時点では勝負は決まってなかった♥それだけですよ♥」

「え、あれ負け判定されてなかったの?」

「微妙なところでした♥が、あなたが負けを認めたので完全に負け判定になりました♥」

「そんなのってあり!!?」

「これからは油断しないことですね♥」


 むー・・・・・。


「僕は悪魔なんですから。・・・・・・・・陥れられないように注意してなきゃ、気が付けば地獄にまっさかさま♥ですよ♥」


 うーん・・・・・


「・・・・やっぱ悪魔って地獄に住んでるの?」

「は?」


 イメージ的にはちょっと違うところに住んでそうなんだけど・・・・。地獄っていってるし、やっぱ地獄でヒャッハーしてるのかな?


「どうなの?」

「まぁ、住んでいるものもいますが・・・・。それがなにか?」

「ミラは?」

「別荘があります。」

「じゃ、地獄に堕ちたらそこ行くね。」

「・・・・・・・・・・・・・・。」


 できればおちたくないけど、まぁ、堕ちた場合はミラの家でピンポンダッシュしてようかな。


「・・・・本物の馬鹿ですね、あなた。」

「え、なんで?」

「地獄に堕ちたら永遠の苦しみに苛まれ続けるだけ♥僕のことなんて考える暇ありませんよ♥」

「大丈夫だよ。ちゃんと思い出すって。ミラとの思い出には苦しいこともたくさんだからね!!」


 むしろ苦しい思い出しかないかもしれない!!・・・・嘘だけどね。


「失礼な娘ですねぇ・・・・。」

「そう?あ、地獄に堕ちたら会いにきてよね。」

「顔ぐらいは見に行ってあげますよ。」


 ありがとさん。


「ま、どうであれ僕には気をつけることですね♥」


 はいはい。




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