第十七章 どきっ!!突然の訪問客!
「ねぇ、タウチさぁん♥」
元気はっぷりある感じなんだけど、記憶喪失しちゃってる☆って感じだから一応昨日目が覚めてから今日まではゆっくりまったりとベッドで寝てることになった。
「なに?ミラ。私今忙しいんだ。」
「あぁん♥みかんより優先度の低い僕♥」
みかんの皮むくのに忙しいんだよね。
「そうじゃなくって、お客さんですよ♥」
へー。お客さん。珍しいね。人生で初めてくらいだよ。
「だれ?」
ちょっとわくわくするかも。
「ごきげんよう。ロゼ・ロードンだ。」
・・・・・・・!!!!!?
「え、いや、あ、はい?ご、ごきげんよう・・・?」
いやいやいやいや・・・。なんで?
「ごきげんよう。オダマキ・ヤドリギですわ。」
「あ、はい。」
存じております。・・・でも、えっと・・・・?いったい・・・・?
「あらあらぁ、応接間でお待ちくださいといったのに♪」
「寝間着で迎える程度の無礼は気にしないからかまわん。」
え、突然寝室に押し掛ける方がやばくない?それにほぼ初対面だよ?
「・・・・おほほほ、こちらの無礼は承知。だから、あなたが寝間着であることなどまったく気にしないということですわ。おほほほほ。」
・・・・・本当にそうかぁ?
「で、用件なのd
「申し訳ないのですが、女王以外の方には席を外していただきたく。」
・・・・・はぁ。そもそもミラ以外この部屋にはいないけど・・・。まぁ、さすがに・・・
「いいですよ♪」
・・・・嘘でしょ!!?突然寝室に押し掛けてきた人たちだよ!!?・・・・いや、ね?二人とも憧れの人だし、有名な人だから悪いことはしないと思うけ・・・いや、そもそも押し掛けてきたことが悪いことだな。
「では、外におりますので♪なにかあればお呼びください♪」
「ええ。お気遣いありがとうございます。」
本当に・・・大丈夫だよね・・・?
「・・・・で、用件だg
扉がしまると同時にロゼが口を開いた。
「さて、タウチザクラ女王。お菓子を持ってきましたわ。」
そして、オダマキさんが遮った。わー!遮られ仲間だ!!
「えー!本当ですか!!」
お菓子、大好き!!・・・・っていうのが見た目でわかるからきっとお菓子なんだろうな。うん。痩せよう。
「もちろん。これは最近ユリでは和菓子が流行っているのですが、ご存じ?」
「ああ、きいたことあるような・・・・?」
「それはその中の練り切りというお菓子ですわ。」
「へー!」
「メギの方からの輸入品だそうですよ。」
へー!
「これはモクレンの花を模してつくられたもののようですわ。本当はタウチザクラを模したものにしたかったのですが・・・見当たらなくて。ごめんあそばせ。」
「いえいえ!・・・・わー!!かわいいー!!!すんごく綺麗ですね!!」
芸術品みたい!!
「ええ、本当に。僕もつくってみようとしたのですが・・・・ここまでのものはできず、断念しました」
「え、オダマキさんにすらつくれない・・・?」
「ええ。」
芸術の天才、オダマキさんにすらつくれないのか!やっぱり、お菓子づくりって大変なんだなぁ。
「メギにはきっと腕のいい職人がいるのですわね。」
メギはいろいろ謎な国だし、刀とか、着物とかの文化はもともとメギの国のものだったりで文化もかなり違うみたいだけど・・・・面白そうだよね!!いつかいってみたいなぁ!
「あとで、大事に食べますね!」
「そうしていただけると幸いです。」
オダマキさんって・・・性格悪そうな見た目だけど・・・優しいんだなぁ。
「あ、金平糖もどうぞ。幸せな気分になりますわよ。」
そういってオダマキさんは私の口にポイっと甘い味がするもの・・・おそらく金平糖を放り込んだ。
「ありがとうございます!」
おいし~い!
「・・・・で、用件なのだが。」
ロゼの声が重々しく響くと、オダマキさんの顔もきりりと引き締まった。




