第十四章 どきっ!!噂の湖!!
なんだか・・・すんごく揺れてる・・。ガタガタしてる・・・・。
「・・・ん・・・?」
私、えっと・・・顔面に・・・
「おや、目を覚ましましたか。」
目を開くと、スノウさんが薄く笑みを浮かべながらこちらを見下ろしていた。
「スノウさん・・・・。」
「はい。」
スノウさんは笑みはそのままに私の頭を優しくなでた。
「・・・・・あれ、ここどこ。」
なんでこんなにガタガタ揺れてるんだ?
起き上がって、周囲を見回す。・・・・あ、私スノウさんに膝枕してもらってたのか。地面に寝てたのかと。うーん、スノウさん枕としては優秀じゃなかったな。肉がないからね。
「帰りの馬車の中です。」
「・・・・・・・え!!!!?」
マジで!!?私、気絶したあとそのまま帰ってんの!!?
「今何時!!?」
「午前9時です。」
わーお!!結構気絶してたんだ!!
「ミラは?」
「うしろの馬車です。」
「っしゃあ!!!」
あいつ、追い出されてやんの!私を殺そうとしたり、こんにゃくとか茎わかめ投げたりするからそうなるんだよ!!ばんざーい!!
「そろそろ休憩にいたしますか。」
「あ、うん。」
馬車は魔道具だから、すんごくスピードが速いんだけど・・・・めっちゃ揺れるんだよねぇ・・・。デブにはつらいよ。だから私は車派なんだけど・・・めったに使われないね!!
「このあたりはまだユリで、近くに美しい湖があるそうですよ。その湖の水に共に触れれば一生友人でいられるとか・・・。あの悪魔と行ってみては?」
「え、いいの?」
「初めての友人なのでしょう?」
「うん!・・・・・・ん?」
あれ、そんなことスノウさんに言ったっけ?・・・・ま、いっか。
「じゃ、いってくるね!!」
「いってらっしゃい・・・ククッ。」
手をゆったりとふるスノウさんを尻目に馬車から飛び出すと、後ろの馬車に飛び込んだ。
「たのもー!」
そこにはミラが・・・
「・・・・いないな。」
あれ?おかしいな。スノウさんまさか私をだました?
「ミラー!」
どこいったんだろ。
「お呼びですか♥」
「ぎゃあっ!!!!」
いつのまにか私の背後にいたよ!!
「・・・・後ろにあんま立たないでよ。怖いから。えっと・・・・・・あ、一緒に湖見にいかない?」
「はぁ♣あの変な噂のある♣」
「うん!スノウさんに教えてもらったんだ!!湖の水に一緒に触れると一生友達でいられるんだって。」
「・・・・なるほどなるほど♠」
な、なんだか微妙な反応だ・・・。
「ね、一緒にいこ?いいよね?」
「・・・もちろん♠」
あるぇー・・・なんか乗り気じゃない・・・?




