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村に到着した
近所の村まで俺の足で5日ほど、普通の人間ならまあたどり着けない。
そんな所にじいちゃんと二人で住んでたんだけど、一応村との交流はあった。
それこそ数年に一回のうっすい交流だけど。
当然ながら今年で12才になる俺はこれまで一回しか来たことがない。
でも俺は一回見たり聞いたりしたことは忘れないたちなので、村のことはしっかり覚えていた。
「家、増えてんな」
前回来たのは2年ほど前、じいちゃんと俺が買った獣の皮や干し肉を物々交換してもらうためだったんだけど、その時は家は10軒ほどしかなかったはずなんだけど、今は見た感じ20軒ほどに増えてる。
まあ、開拓村なんだし家や人が増えるのは良いことだよな。
ちょうど一番近くの家の中から女の人が出て来たので、声をかけて知ってる人を呼んでもらおうと口を開いた瞬間
「きゃあああああああ!!!!!」
俺を見た村人少女Aは声をかける前に悲鳴をあげながら走り去って言った。
まあ仕方ない、これ以上警戒されるかもしれない、危ないので一旦村のはずれで村の人を待つことにした。