用語集
用語集です。
ネタバレを含む場合があるので了承の上でご覧ください。
内容は随時追記予定となっております。
「嘆きの夜明け団」
数百年前、イグノラント王国が建国された同時期に作られた秘密組織。
エイレーン・ローレンス、クシフォス、グロアリュス・ソル・フォルモンド、ミリシャ・ハイゼン、ウィータ・ナル・アウロア・イリシオスの五人によって作られた。
当初の目的としては魔女狩りや迫害から魔力を持った者達を守り、その一方で魔力を持った者しか倒すことのできない魔物から一般市民を守ることであった。
その後、時代の流れとともに教団内では様々な課が作られ今に至る。
入団資格としては、15歳以上の魔力を持った者で、筆記試験と心的判断、実技を合格した者とされている。
「魔具調査課」
魔具というものは「魔法課」で魔具使用の許可を取らなければ基本的には使用は許されていない上に魔具所有の許可も必要とされている。
世に出回った主のいない魔具、魔具使用の許可が下りていない人間の持つ魔具といったものを半強制的に回収することを主な任務としている。
任務のことは「奇跡狩り」とも呼ばれており、任務内容は窃盗まがいであることから、他の課から軽蔑されている。
「魔物討伐課」
魔物討伐を専門としている課で、教団の中で一番所属人数が多い。たくさんのチームに分かれており、実力によって任務内容が違う。
仕事内容として魔物討伐任務の他に、交代制による街の見回りも行っている。
「魔法課」
魔法に関する業務を行っており、教団の中で魔物討伐課に次ぐ所属人数の多さである。
主な仕事内容は新しい魔法の創作、魔法に関する文書の保存、魔具への封印の施しと管理となっている。魔法課の地下には魔具を保管しておく広い部屋がある。
「魔的審査課」
主に対人専門の課である。一般市民による魔法使用を監視しており、魔法許可が下りていない者が魔法や魔具を使った場合に取り締まっている。収容しておく部屋と裁判所もある。
場合によっては要注意人物として目録に記録され、最悪の場合は魔法に関わったことの記憶の削除もしている。
「特別魔法監察官」は対人魔法の許可が与えられており、状況に応じて禁止されている魔法を人に使うことが出来る。
「修道課」
主な業務内容としては聖職者を育てることと医療関係が仕事内容とされている。また宗教関係の研究も行っており、聖職者になるための修行を積む者もいれば、人のために奉仕活動を行う者も多くいる。
地方へと派遣された聖職者が教会を管理しつつ、魔物からその土地の人間を守ることも任されている場合が多い。
所属している人間のほとんどが救護に関する魔法に長けており、大きな魔物討伐の際には支援班として駆り出されることもある。
「祓魔課」
悪魔専門と霊的専門の二つがある。悪魔専門では悪魔祓いの他に封印の施しも行っている。霊的専門では除霊と悪霊祓い、降霊を行なっている。
そのほか、登場していない課も多く存在している。
「魔力無し」
一般人のほとんどが魔力のない人間だが、ごく稀に魔法使いの血を受け継いでいるにも関わらず、魔力無しの者が生まれることがある。
「魔具所有資格者」
魔法課によって魔具を所有することが認められている者のことを指す。魔具を所有する際には魔法課で申請しなければならない。また、魔具所有有無は心的判断によって決められる。
「所有権無し」
魔力は持っているが、心的判断によって魔具を使用することに対して深い欲が潜んでいると判断された許可されていない者のことを指す。
「選ばれし者」
魔力を持ったことに誇りを持ち、魔力無しを蔑んでおり、血統に魔力無しの血が混じることを嫌っている。魔力の有無に対する選民思想を持った者を指す。
「違法魔法使い」
教団に属していない魔法使い、または教団から魔法許可が下りていない魔法使いのことを指す。
「王宮魔法使い」
王族に仕えている魔法使い。何代か前の国王の時代から魔法使いは世襲制となっておりとある一族が仕切っている。教団と関わることを避けている。
「イグノラント王国」
初代グロアリュス・ソル・フォルモンドによって建国された。アリフォシア王国が前身となっている。 土地が豊かで恵まれていることから過去に何度か他国に領土を狙われている。戦争をしない国として有名だが、仕掛けられればやり返す実力も備わっている。
歴代の国王のほとんどが堅実な倹約家で、常に国民にとって最良な政策を考えていることから、どの時代の国王も人気であった。
「ブリティオン王国」
イグノラント王国から海を渡った先にある大国。全盛期にはイグノラント以外の国々を属国としていた。
王族による政治が行われているがその主導権のほとんどが力ある貴族達に奪われており、その裏では魔法使い達が暗躍しているという。
「エイレーン・ローレンス」
嘆きの夜明け団の祖の一人。「黎明の魔女」と呼ばれており、その魔力は絶大であった。幼馴染であるクシフォスと結婚し、その子どもがフォルモンド夫妻の子どもと結婚している。イグノラント王国のローレンス家の先祖である。
詳細については『黎明の魔女』https://ncode.syosetu.com/n7503ef/ から。
「クシフォス」
同上。エイレーンの幼馴染でもあり、異端審問官をしていた。魔力を持った人間を見極められる目を持っていたと言われている。
「ミリシャ・ハイゼン」
同上。現在の教団が置かれている場所の教会の管理者であった。負傷したエイレーンを看病したことで仲良くなる。グロアリュスと結婚した。
「グロアリュス・ソル・フォルモンド」
同上。元はイグノラント王国の前身、アリフォシア王国の国王の弟。イグノラント王国の建国者。イリシオスは勉学と人生の師である。
「ウィータ・ナル・アウロア・イリシオス」
同上。不老不死の身体持った魔女だが、魔力はない。グロアリュスの師をしている。のちに嘆きの夜明け団の総帥となる。
「ローレンス」
エイレーンよりもさらに前の時代の魔法使いであり、ローレンス家全体の先祖である。その魔力はエイレーンさえも超える。
「セントリア学園」
アイリス達が通っている学校。初等部・中等部・高等部の三つが連なっている。教団に属しているほとんどがこの学校の出身者である。