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精霊使い  作者: 黎奈
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第八十二話 二人の会話 

主人公であるルミル視点のお話です。

「・・俺は戻る」


シンジはそう言って去っていった。


「---っ?」


私はその言葉に何も返せなかった。


シンジがやけに機嫌がよさそうで

なぜか余裕綽々とした表情をしていたから。


私はそれを不思議に思って何もいえなかった。


「私もーー戻るよ。

ルミルをここへ送りにきただけだから」


ミヨもそう言って去っていった。


「うん・・」


私は頷くことしかできなかった。



そしてーールカと二人きりになる。



「・・なにを考えている?」


ルカが眉をひそめて聞いてきた。


「・・え?」


私も眉をひそめて聞き返す。


「今、

ミヨに対してもシンジに対してもいつもの会話はできてなかっただろ?」


ルカは言った。


ーーよく見てる人・・。


私は一瞬そう思った。


思わず・・


「ルカは私をよく見てるんだね。」


と言ってしまった。


「フッ・・、そうだな」


ルカは肯定する。


「・・・」


「--で、何を考えている?」


「さっき、シンジの言葉を聞いたときに・・

なぜか余裕ありげな表情をしているな・・と思って。

一体・・シンジはルカと何を話してたのかなって・・

そう思ったの。

シンジが余裕ありげのときって珍しいわけでもないけど・・

でも、気になったから。」


私はシンジを思い出しながら言った。


「・・・。

お前こそ、シンジをよく見ているな。」


ルカが苦笑した。


ーールカ・・?


今・・さびしげな表情を・・一瞬・・


「・・・?」


私は戸惑いを浮かべる。


だってそれは・・

ルカが苦笑すると同時に寂しげなな悲しそうな表情をしてたから


「そうそう、お前とはそういう話をするために呼んだわけじゃない。

意味、分かるよな?」


「・・うん」


私はルカの問いに頷く。


頷くのに少し間があったはずなのに何故か彼は聞いてこない。


彼はわかっているのかな?

それを聞いたら自分が困るかもしれないことに・・。


「シンジにも話した。

お前を狙った理由、それはお前のその力だ。」


「・・・っ」


「天をも支配し、時空をも支配しかねないその力は

今のお前には強力すぎる力。

そしてもともとは俺の世界で使用が可能な力だ。

お前はそれを母親から・・そしてその母親は天寿の民の長の祖母から

受け継いだはずだ。

のそれはこの世界にあってはならない。

お前にはこっち側の世界に来てもらわなければならない。」


「それは・・私、だけなの?」


私は戸惑いながら聞いた。


だって、天寿の力は母から受け継いだ。


そして祖母は天寿の民の長。


それはルカの言うとおり・・事実そのもの。


なら・・なぜ、私だけ雨羅のいる世界・・

異世界に行かなければならないの??


母も・・祖母も・・天寿の民も・・


私と同じ力を持っているのに!



「お前は・・」


ルカは一瞬言葉を切った。


なんだか戸惑うようなためらうような・・そんな感じで。


「お前は“特別”だからだ。

天寿の民はもともと俺の世界の民。

その民のもつ力は一族に一人、

抱えきれないような大きな力を持つ。

すると、他の民の力は制御できる位に力は小さくなる。

本人は気づかないがな。

そうなると民はこの世界にいても意味を持たない。

あってはならない存在にはその民たちはならない。

つまり、お前だけ、ということになる。」


ルカは言った。


言われたことはもっともらしいことばかり。

でも・・なぜか・・何か・・隠してるって思ってしまう。


重大な・・何かを・・私に隠してる気がする。


「そうっなんだ・・っ。

っーーー、でも、ルカが異世界に来いといわなくたって行くつもりだよ。

そう、約束したから・・。

あっちのことも気になってたし・・。」


私は言った。


冷静に言ったつもりだけど動揺しているのがよくわかる。


「シンジは・・連れて行かないのか?」


ルカは聞いた。


「なんで?シンジはこっちの住人だよ?

私のこの大きすぎる力のせいで

シンジを巻き込むわけには行かないでしょ?」


私は言った。


大きすぎる・・と思う。


ルカの言うとおりこの力は強大。


暴走したら止められないもの。


「ーーということはシンジが行くといわなければ

一緒には行かない・・ということだな?」


「うん。そうだけど・・?」


私は首をかしげて頷く。


なんで確かめるようなことをきくのかな?


「・・。

そうか、わかった。

・・俺の話は終わりだ。

お前がいずれ俺の世界にくるなら、それまで待つとしよう。」


「うん・・。--?」


私は頷くが・・ルカがどうにもたくらんだ顔してるから私は戸惑う。


「俺は・・次の試合があるから話はこれで終わりだ。

お前も聞きたいことは無いだろ?」


「・・うん。一応ね」


私は微笑んだ。


どうせ肝心なとこは教えてくれないだろうし、ね。


「じゃあな」


そう言ってルカは去っていった。


「・・私も戻ろうかな」


私はそう思って部屋に戻っていった。




なんとか書けましたーー!!

これでようやく完結に向けての準備が・・。

っていっても続きはまた書きますけど、ね。

ではまた次の機会に

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