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精霊使い  作者: 黎奈
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七十六話 雷と・・その代償

シンジをベットに寝かせ、私はそれを見つめる。


ビリッ・・ビリリィ”


シンジの体からはいまだに電気が帯びている。


これは・・あとあと厄介なものになる・・

今のうちに・・抜かないと・・


私は床に座り込み、リュックから黄色のクリスタルを取り出した。


中には封印されているかのように魔法陣が見える。


そして私は額宛のバンダナも取り出して、


クリスタルの封印をといた。


そして・・・


「汝の雷、我の陣にいざなえ。

汝から害となりうる雷全てを我に・・・」


私はそのバンダナにクリスタルの魔法陣を刻み

それをシンジの腕に当てた。


シンジから雷が吸収されていく。


それと同時に・・


「ぅ”ーーっ”」


私にもその代償は来た。


私は人間じゃない。


だからシンジよりは雷に耐性があるはず。


そう思っての対処法。


あとでシンジにばれると思うと気が気でないけど・・。



しばらくその作業は続いた。



・・ビリッ・・ビリィリリリィ””ーーー!!


私の体全体に電撃が走った!!


「う”ぁああ””っ」


思わず悲鳴を上げる。


どうやら・・バンダナにも吸収に限界があったようだ。


だとしたら・・もう私の体に・・刻み付けるしか・・。


意識が朦朧としてくる。


私はぼんやりとシンジを見つめる。


さっきより顔色が良くなった。


回復してきているようだ。


よしっ・・やるしか・・ないっ


私はリュックから文様の描かれた白い紙を取り出し


両手の手のひらに押さえつけシンジの腕を軽くつかんだ。


「雷・・吸収封印っ・・!」


私は言った。


ウォン””


雷を徐々に手のひらへと吸収していく。


「う”っーー””っ~~”」


体に異様なものが入る違和感。


それを感じられずに入られなかった。



そしてそれも終えるとシンジは目を覚ました。



「・・・」


「お・・きた?」


私は問う。


疲労と雷のせいで意識は朦朧としている。


「---!?」


シンジは私を見て頷き、驚いた。


一応、処理の片付けも終わったし

封印も見えないからばれないけど・・


なんか感づかれた??


「どう・・した・・の・・・・?」


私は聞いた。


言葉が途切れ途切れになってしまう。


「・・お前も・・休め」


シンジはそう言って起き上がり・・立ち上がった。


「ぇ?・・シンジ・・具合は・・!?」


私はシンジの調子を聞こうと思ったけど

それより先に浮遊感に襲われた。


グヴァンっ””


視界が歪み、意識はさらに遠ざかっていく。


「お前よりは平気だ。

・・あの時は・・助かった・・」


シンジは私を抱き上げてベットに私を横たわらせる。


「シン・・ジ・・・」


重い瞼がもう寝ろというような感じでのしかかっていく。


・・シンジ・・・・


私はそこで意識を失った。



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