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精霊使い  作者: 黎奈
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第七十一話 克服特訓ラストスパート

私はへなへなと座り込む。


少し頭がぼぉーっとしてきた。


・・ユーライはちょっと本気になりすぎじゃないんだろうか

・・・私の・・力は使っちゃいけないのに・・・


私はぼぉーっとした頭で考える。


ユーライは不敵な笑みを浮かべ


「ククッ、これで俺の嫌いな悪属性に勝てる。

まぁ、こいつの力を使わないと勝てないとは情けないが・・。

ククッ、でも実験のやりがいはありそうだ」


と、言って私の魔力を玉に具現化させ、

片方の手でそれを持ち、反対の手で自分の魔力を具現化させた。


「力は使うなと言ったはずだが・・。

弱点克服のためにはなる、か」


シンジは呟いた。


「ユーライ・・融合ヴァイラル・・・」


私は言った。


まぁ、言わなくてもユーライはしただろうが。


「ーーーー」


ユーライは何らかの呪文を唱え、

私の魔力の玉から魔力がユーライの魔力に取り込まれた。


ズヴヴヴゥッォン


周りの自然エネルギーも共鳴しそれに取り込まれていった。


「ヴィオラ、ディストレアム!」


シンジは命じた。


ルゥウウヴォン””


ギググヴブゥォン”


ユーライは

大きなエネルギー玉を自由自在に変化させ、刃、槍となって襲わせた。


だが、ヴィオラは防御し、闇の波動を打ち出した。


ヴォ”ウォオン


ユーライは私を抱え空中に逃げた。


最後に私の魔力を自分の体と融合させた。


ユーライは漆黒の炎を相手に打ち出し、闇の波動を打ち消す。


勢いあまって炎がシンジたちのほうへ襲いにかかった。


ブワァァァアア


ヒュッーー


炎で煙があたりを包み込む。


私やユーライも煙に巻き込まれた。


「けほっ・・けほっ」


思わずむせてセキが出る。


「やったか・・・」


ユーライが安堵の声を漏らす。


だが・・・


ヒュンッ・・グサッ


突如一条の光る矢が現れユーライに直撃した。


「けほッ・・・ユー・・・ライっーー!!」


私は叫ぶが煙で声がかすれる。


「ぐっ・・・---」


ユーライはうめき、腕の力がなくなった。


と同時に私が落っこちた。


おっおちるぅううううう!?


反射的に目をつぶった。


ヒューーーーーどさっ


「っ~~~~」


私の耳元からそんなうめき声が聞こえた。


うめいているというより・・なんか、痛がってるというか・・


私はその声に目を開けた。


「シン・・ジ・・?----!!」


私はかすれた声で恐る恐る呼ぶ。


煙は徐々に消え去っていった。


徐々に私が誰の上に乗っているかがわかる。


そして完全に煙は消え去った。


「・・だいじょうぶ・・か?」


シンジは聞いた。


「う、うん。・・ありがと・・」


私はかすれた声で言った。


「わぁっ・・ど、どくねっ・・」


私は慌ててシンジの上からどいた。


立ち上がり、とりあえずどいたが・・足元がふらついた


ふらっーーー


体が言うことをきかない。


立ち上がったが足に力が入らず地面に倒れこんだ。


「ぇ・・なんで・・・」


自分でも分からない・・。


「ハァ・・っ・・ハァッ・・ぁれ?・・こきゅぅも・・・・」


息が突然荒くなり呼吸が苦しくなった。


「ハァ・・・っーーー」


シンジも苦しそうにあえいでいる。


そしてシンジの傍にヴィオラとユーライがやってきた。


「ィテテっ、ん?・・苦しそうだな・・。

ーーあの炎の煙のせい、だな・・・」


ユーライが腕を抑えながらやってきた。


そして・・・ひょいっと私を抱き上げる。


「--ぁ・・っ、---~~」

  なっ・・っ~~~~


私は思わず驚きうめく。


「--!?」


シンジは立ち上がったが・・・足がふらついている。


スッーーー


ヴィオラがシンジを支えた。


「・・主、無理は良くない」


ヴィオラはそう言って、ユーライに目を向けた。


「そう睨むなって・・。

確かに悪いのは俺だがな。

俺がやると、余計に有害物質が増えるぜ?

オマエさんがやるんだな」


ユーライは俺には無理だとお手上げな感じでヴィオラに言った。


「・・・・」


ヴィオラは黙ってしまった。


そして・・


「----」


ヴィオラは呪文を唱えた。


唱え終わると同時に手を空中に振りかざした。


そして、一気に呪文を発動させる。


シュワーァッァアアアン


すると、呼吸が楽になった。


「スーハァ、スーハァ」


何度も息を吸って試した。


もう大丈夫みたい


「ぁ・・呼吸が楽になった・・。

ありがとう・・ヴィオラ」


私はお礼を言った。


「まさか、俺とお前の魔力の融合物が有害物質を作り出すとはな・・」


ユーライは私を見て言った。


「・・ユーライがわるいんだよ・・

・・ユーライが勝手に私をぉーーーー」


「別にいいじゃんか、本番は使うだろ?」


「まぁそうだけど・・・・」


ユーライの言葉に私は責められなくなる。


「・・今日は終わりだ。

また明日からはじめる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


シンジはまだいいたげな顔をして私とユーライを見た。


ユーライが


「ククッ。そんなに妬くなよ。

はっきり言えばいいじゃないか。

早く返せーーってな」


と、クククッと笑いながら言った。


シンジが妬く??

どういうこと??


私にはよく分からなかった。


「・・・・」


シンジはじっと私を見つめた。


「・・・?」


私はその見つめる意味が理解できなかった。


少しの間、シンジは私を見た後、


「フンッ、いつまでそうしている気だ?」


と、聞いた。


かなり不敵な笑みを浮かべている。


「ぇ?」


私は?だった。


だが・・あることに気づいた。



私は今、ユーライに抱き上げられたまま だということに。


「ぁ・・、ユッユーライっ!は、はやくおろしてっ!」


私はシンジの言う意味を理解し即座に言った。


「ククッ、気づくのが遅い奴だな。

俺はこうしててもいいが?」


と、ユーライはからかい半分な口調で聞いてきた。


「なっーー!

も、もう大丈夫だからっ、お、降ろしてよッ!

でなきゃ、うごけないでしょ!!」


私は言った。


「チッ、仕方ない」


ユーライは舌打ちして私をしぶしぶ降ろしてくれた。


「ククッ、お前はほんと面白い奴だな。

じゃあ、また呼べよ?」


そう言ってユーライはリングへと帰った。


ヴィオラもシンジはリングに戻した。



「自分の精霊くらい、従わせろ」



シンジは不機嫌そうに言った。


「従わせるって・・・。

まぁ、すこしはしつけするけど・・・。」


私はシンジの言葉に抵抗を感じた。


・・従わせるって言われても・・犬とかじゃないんだから・・・。


「しつけ、か。

まだ、技を素直に出させてるだけマシなほう、か。」


シンジは呟いた。


「精霊は道具でもないんだから・・いいじゃん、少しは」


私は言った。


「甘いな」


シンジは鼻で笑う。


「少しはっていってること自体、お前は甘いままだな。」


「あ、あまくてもいいもんっ」


私はシンジに言った。


・・甘いって言われても精霊とは主従関係だけじゃいやだもの!


「ふんっ、まぁ、それが大会でアダにならなければいいがな?」


シンジは俺はそんな失敗しないという風な感じで言う。


「頑張るよっ、少なくともそれで足引っ張りはしないよっ!」


私はムキになって言う。


「なら、いい。」(フー)少し諦めがち。


シンジはそう言った。


どうやら説得を諦めたらしい。


小さく息をつくのが聞こえた。




そんなこんなで特訓は続いた。


私も精霊使いとしては技量も上がり並大抵の人には後れを取らぬほどに成長した。


まぁ、シンジはそういう面では勝てっこないが。




特訓を続けようやく大会日がやってきた。




さてさてこれから一体どうなるのでしょう?

やっと、ここまでかけました。

物語は終盤を迎えようとしています。

まぁ、これを完結させても続編は書くので終わりませんが。

ではまたの機会で。

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