第七十話 大会までラストスパート!
宝玉を集め終わって早一週間、私とシンジは修行していますっ。
「ユーライ、ゴッドサンダー!!」
「ヴィオラ、ブラッドリアス!!」
ダーン””
と、雷が相手に落ちるが・・
ガガッァッッ!!
と、食い止められる。
そう、今、私とシンジは練習試合・・をしているのだ。
シンジは最近、シンジの兄に預けていた精霊を使っている。
シンジには兄のほか、姉と弟がいるらしい。
私は今旅に出ている姉が一人と母がいるけど・・。
さて、そんなことよりも集中!!
ヴィオラは悪属性でユーライとは相性がよくない。
弱点を克服、それが今回のテーマだ。
「ユーライっ、ブレインスラッシャー!!」
「ヴィオラ、フウラガリュウ!!」
ヒュッヒュンッ!!
ギッガガッ
ユーライの飛ばしたいくつものの刃が相手を切り刻む。
そしてヴィオラはそれを風で押し返した。
そのまま刃が帰ってきた。
そしてその刃が私に向かってくる。
「!!」
私は天寿の力を使いそうになった。
でも、使わなかった。
試合前にシンジに言われたからだ。
『力は使うなよ。お前は力に頼りすぎだからな』
と。
ヒュッ・・・シュッシュッ
私は自慢もできる視力で刃を見切るが
・・途中融合して大きくなった刃は交わすことができなくなった。
当たる!!
「っーー!!?」
私は反射的に目をつぶった。
そして当たる瞬間、体が突如浮いた!!
恐る恐る目を開けると
「くくっ、
このぐらい俺がいなくても避けろよな、あいつが怒るぜ・・いろんな意味で、な」
と、余裕かまして笑うユーライがいた。
なんと、私は空中でユーライに抱かれていたのだ。
「・・・・・」
シンジは私たちをにらんだ。
あ・・ユーライのいうとおり怒ってる・・どうしよ・・
私が避けなかったから・・・あぁ・・怒られる
私はあたふたする。
「くくっ、シンジもザマぁないな。
何も言わないからこいつが勘違いしてやがるぜ」
ユーライは笑った。
「・・勘違い?」
私は聞いた。
え?私が避けなかったから怒ってるんじゃないの??
え?違うの????
「・・・・」
シンジは黙ったまま私とユーライを見据え、
「ヴィオラ、ラガートデロナ!!」
と、命令を下した。
グゥオン!!
大きな闇がヴィオラを包んだ。
「ユ、ユーライっ、ザルクワンスロート!」
私は冷静さを取り戻し命じた。
ユーライは片腕で私を抱え、
「----!!」
と、何らかの呪文を発し、技を発動させた。
ルゥル”ウウオォン””
闇に近い色をした黒がヴィオラを包んだ。
グゥワァッァァアア””!!
ヴィオラの悲鳴が聞こえた。
「ヴィオラっ、ギルドドルレイン!!」
シンジが叫ぶ。
すると、ユーライの技がどんどん吸い込まれていった。
シュールゥルゥウウ
そしてそこにはヴィオラだけが残った。
ユーライは私を地面に降ろした。
「さすが悪属性だな。
なら・・ちょっとオマエさんの力をわけてもらわないとなっ」
ユーライはそう言って私の額に手を伸ばした。
「ちょ・・----・・・」
抵抗する暇もなく額に手を当てられ力が抜けた。




