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精霊使い  作者: 黎奈
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第六十八話 宝玉探しの旅

「んっ・・・」


「ようやく・・起きたか・・」


私は目を覚ました。


そして視界に入ったのは・・ホッと息をつくシンジの姿と見知らぬ人がいた。


「どこか体の痛むところはないか?」


見知らぬ人が聞いてきた。


私は上半身を起こし・・


「平気・・です・・それより・・あなたはだれですか?」


と、私は聞いた。


「我が名はフローラ、僧侶をしている。

ここは我の聖域、しっかり体に戻れただろう?」


見知らぬ人はそう名乗りたずねてきた。


「はい、なんとか・・。」


私は曖昧な笑みを浮かべた。


「一週間もお前・・異世界に魂だけでいたのか?」


シンジがたずねた。


「一週間・・うん、いた・・ね」


私はまたもや曖昧に笑ってみせた。


「・・・・」


シンジは黙る。


「よっとっ」


私はベットから這い出た。


「・・・・」


シンジは私をじっと見つめる。


「フローラさん、シンジ、ありがとね」


私は二人に言った。


「いえいえ」


「・・べつに」


二人はそれに答えてくれた。


「シンジさんたちはこれからどうするんですか?」


フローラさんは聞いてきた。


「どうするの?シンジ。

私はもう大丈夫だけど。」


私は聞いた。


「年に一度開催される大会が半年後に行われる。

参加するためには七色の宝玉が必要だ。

それをとりにいく」


シンジは言った。


七色の宝玉?


まだ参加するための条件はいくつかあったはずだけど・・。


「んー、分かった。

で、はじめはどこに行くの?」


私は聞いた。


「宝玉のありかを示す地図はもうある。

まずは・・一番近い場所のブルーガの街だ。」


シンジは言った。


「そっか。で、もう出発?」


「お前がいいなら、な」


「ならいいよ、さっそくいこう?」


「・・あぁ」


シンジの言葉に私は頷き、問いかけシンジも頷いた。


「じゃあ、いろいろとありがとうございました、フローラさん」


私はぺこっとお辞儀して身支度して出発した。



その後シンジと共に聖域をでて、ブルーガの街に向けて出発した。



道なき道を歩き、しばらくしないうちにブルーガの街が見えてきた。


・・そのまま街に直行かと思ったら・・


シンジは崖があるほうへ歩き出した。


「宝玉って・・湖の中?」


私は聞いた。


「あぁ」


シンジは頷いた。


「じゃあ、潜るの?」


「あぁ」


私の問いに平然と頷くシンジ。


「息は?

魔法なし?」


「別にどっちでもいい」


そこまで聞くかというようなうんざりしたような口調なシンジ。


「じゃあ、魔法唱えてあげるね」


私はそう言って、そこで会話をやめた。


「・・・」


「・・・」


無言状態が続く。


ソシテその沈黙を破ったのはーーー


「一週間・・」


シンジだった。


「え?」


私はシンジの呟きに耳を傾ける。


「一週間、お前、異世界で何していた?」


シンジは私のほうを見向きもせず聞いてきた。


・・珍しい・・シンジから聞いてくるなんて・・


私はそう思いながら


「あっちの世界はこっちの世界より『魔』が発展していたよ。

魔物の主従関係とか政治とか魔法関係とか

文字もモチロン違ったし・全てが違ってたなぁ。

私が落ちた場所では鬼や龍がいたけど。」


と、口にした。


「伝承に記される龍が、か?」


シンジはこのとき、私を見てたずねた。


「うん、そうだよ。

私もあったときびっくりしたんだけどね。

まさか、人型と本来の龍の姿とじゃ分からなかったから」


私は言った。


「いろいろ調べたけどあっちの職業とかの分野は

こっちとはリスクの大きさがまるで違ったよ」


私は続けていった。


「そうか・・。なら、人型に具現化できたんだな?」


シンジは問う。


「うん、一週間の終わりごろ消えかかってたけどね」


私は言った。


そういう会話が続きようやく湖に到着した。


「ここが・・ブルーガ湖だ。

この中は深く広いらしい。」


シンジが言った。


そして湖に近づく。


「じゃあ、まずは着替えだね。

・・・・・。」


私は言った。


なんか気まずい雰囲気が流れる。


「・・・・」


「・・・・」


「わっ私、あっちで着替えてくるねっ」


私はとっさに早口で言ってそそくさ茂みのほうに言って魔法を使って瞬時に着替えた。


シンジも着替え終わった頃に私も茂みから出て行った。


格好は半そで半ズボン、乾きやすいつくりになっている。


「じゃあ、魔法唱えるね・・」


「----」


私は唱え始めた。


そして、魔力を手のひらに集中させ二枚の護符を創り出した。


そして一枚シンジに護符を渡した後、光球を二つ生み出した。


「この護符があればこの光球が消えるまでの間は水の中でも息はできるよ。

だから光球の光量には気をつけてね。」


私は簡単に説明した。


「あぁ」


シンジは頷いた。


「じゃあ、青い宝玉さがそうー!」


私はおーと気合を入れる。


ズボォオーン



二人は湖の中に入ってそれぞれ探索し始めたのだった。





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