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精霊使い  作者: 黎奈
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第六十話 敵の罠

しばらく歩き、ジャングルの中に入った。


そして里のほうに向かって歩き出す。


ジャングルに入ると使い魔も起きた。


「&#@&$」


何か言葉を発する使い魔。


降ろして欲しいのかな?


私はそう思った。


私は使い魔を降ろしてあげた。


すると、背後に殺気が膨れ上がった。


そして私に向かって矢が放たれる。


それを避けようとすると、使い魔が邪魔した。


「ぇ・・・」


私の腹部に矢が直撃する。


「!?」


その始終を見ていたシンジが使い魔を蹴り飛ばした。


だが、使い魔はそのけりを紙一重で交わし、殺気を出した相手の元へ行く。


私はそのまま後方に倒れた。


「つぅ””」


私は矢を抜いた。


そして上半身だけ起こす。


その瞬間、腹部に激痛が走る。


「つ!・・・」


くっ・・。わ・・な・・・だったんだ・・・


私は油断したことを後悔した。


私に矢を放った奴が現れた。


「くくく、まさか罠にはまってくれるとは思わなかったぜ」


相手は僕を撫でながら言う。


シンジは身構える。


私は呪文を唱えた。


「さぁ、相方も負傷したんだ、宝玉を渡してもらおうか。」


相手は言う。


「フリーズ・・」


私は呟き、相手に魔法を放つ。


ズドーン・・・カチカチカチ


相手は避けた。が、腕が凍っていた。


「ちっ、まだ動けたか。やれ、僕よ、」


相手は舌打ちし、使い魔に命じた。


私は立ち上がろうとする。


「っー~~!!」


が、痛みでそれはできない。


すると、使い魔は私の首筋に牙を立てた。


ガブ・・・・ゴクゴク・・・


使い魔は私の血を飲み砕く。


「んっ・・・つぅ!!」


私は表現しようのない恐怖と痛みに襲われた。


そしてその血を飲み砕くと共に何かが私の中に入り込んだ。


「ぐっ!!」


入り込まれた恐怖と強烈な苦痛が私を襲う。


私は苦痛に何とか耐え、魔力をこぶしに集めそれを解放させた。


その魔力を察したか、使い魔は主人の下へ戻る。


私はよろよろと立ち上がった。


めまいと鈍い痛みがした。


それを抑えるために天寿の力を解放する。


使い魔の主人とシンジは対峙している。


シンジは魔力の宿る刃を放つ。


相手は魔術でそれを食い止める。


私がシンジの助けになろうと呪文を唱えようとするが、


体に入り込んだものせいで唱えられない。


「う”ぅ”」


思わずひざを突く。


相手はにやりと笑った。


「無理に唱えるのはよしたほうがいい。

あんたは手ごわいが俺の僕の鎖には勝てないはずだ。

そして、こっちも俺の変術でな」


「!?」


「!!」


相手は長い呪文詠唱に入った。


その間、シンジも抵抗を試みるがどれも失敗に終わる。


私も何度も唱えようとした。


だが、体は縛り付けられるようで口から言葉を発せられない。


そして体自体も動かない。


傷がおくまで入り込んでる感覚さえしてくる。


そして長い呪文詠唱が終わる。


「姿を変えろ、アニマルチェンジ!!」


相手が呼び出した杖を振りシンジにその魔法がかけられる。


「シ・・ン・・・ジ・・!!」


私は何とか立ち上がろうとするができず、その場に倒れる。


その魔法はシンジを包み込み・・・シンジを・・・猫・・にかえた。


「ぇーーー?」


私は一瞬痛みを忘れてシンジの姿を凝視する。


「!?」


シンジは驚きの目で自分を見やる。


「おぉ、期待通りの姿になったな。」


相手は自分がかけたと言うのに気楽そうだ。


ねぇこぉ!?


私はほんとに体が動かないことを忘れて困惑した。


えっ!えぇ!?・・こんなまほうあるのぉ!?


ありえないと言う目で私はシンジを見る。


「あはは、クールを気取った奴が猫の姿・・あははははは」


相手は笑い転げる。


「あははははは」


「・・・・・」


シンジは怒りに満ちた視線で相手をにらむ。


私も怒りが込みあがってきた。


笑うのもいいかげんにしてよ・・確かにかわいい姿だけど・・。


でも、シンジの身にもなってあげてよ。


私そう思うと、腹が立って・・・


よし、あの大技をぶちかまそう。


私は心に決めた。


「闇夜を統べる漆黒の華・・・暁の空を統べる神々の華・・・

時に埋もれし、偉大なる・・天の華・・・我に力を貸したまえ・・」


私は起き上がり、ぶつぶつと呪文を唱える。


「その呪文はッ!?

ちっ、フレア!!」


相手は驚愕し、私に炎を放つ。


シュールルルルゥ


私の周りに結界ができたようでそれが炎を沈下させる。


「破壊の華・・降臨!!」


私は呪を解き放った。


ズドドドドーーン!!


相手がいる場だけジャングルが消えた。


相手はどこかへ吹き飛んだ。


「っ・・・」


私はその場に倒れる。


魔力が切れた。


だが、まだいろいろ終わってない。


私は背中に翼を生やした。


「!?」


シンジは私を驚きの目で見る。(まだ猫の姿)


私は動き、小さく猫の姿となってしまったシンジを抱く。


そして空に飛び立った。


ジャングルで一番隠れやすい、大木の穴に入った。


そこで翼をしまい、シンジも下ろす。


「う”ぅ」


私は腹部をおさえ、うずくまる。


「!?」


視界には猫になったシンジが・・・。


さて・・どうやってシンジを戻すか・・・


痛みに耐えながらも考える。


あ・・精霊の力・・なら・・


私は思い出す。


自分にも精霊の血はいくらか流れていた。


その力があれば・・・


そう思った。


だが、そう思うと同時に意識がもうろうとしてきた。


「!!」


シンジは目を見開いた。(おそらく)


「おいっ!!」


と、叫んだ。(たぶん)


そのとき、はっとした。


傷から出血している血にもいくらか精霊の血があったことを。


だったらそれをもとでに力を解放すれば・・もしかしたらできるかもしれない。


私はかすかな希望をこの手に取ったのだ。




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