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だから私は旦那が嫌い
続きです。
「じゃっ、じゃあ…行ってくるから……」
旦那の明は、挙動不審に辺りを見回しながらし、やり残した事がないかを確認すると、布団でうずくまる妻の愛香里を戸惑いと哀れみの目線で見つめた後、会社へと向かうため家を出た。
結婚してから半年。しかし愛香里は、その3分の1を布団で過ごしている。病気ではない。彼女のお腹には新しい命が宿っていた。
2人は大いに喜んだ。それと同時に、二人は愛香里の酷い悪阻に悩まされていた。
食べ物を食べると吐き気に見舞われ、 料理の匂いも受け付けなくなった。食べることがうまくできなくなった愛香里の体力はあっという間に落ちていき、家事をするどころか、布団から起き上がれなくなっていた。
そんな妻の代わりに家事をこなしている明なのだか、いくら独り暮らしの経験はあるとはいえ、朝早く起きてから、そして仕事終わりに家事をするのは大変だ。
自分が良かれと思って作った料理も、
「肉が臭くて食べれない」
っと1口2口食べて愛香里は食べるのを止めてしまうのだった。
そんな生活に二人とも不安と疲れが見え始めていた。
読んでいただいてありがとうございました。




