あとがき
*本編読了後にお読みください。
はい、なんとか走り抜けました。
意識したわけじゃないんですが、黒赤の重要なシーンのほとんどが夜OR暗いところにありましたね。なので、晴天で終われてよかったと思います。
いかがでしたでしょうか。渾身の恋愛。
私にとっては反省点も多い連載でした。連載期間中はリアルもアップダウンが激しく、ミスリア二章執筆当時のアフリカ引っ越し以上に引っ掻き回されたクレイジーデイズ。それでもセリカとエランが幸せそうに地平線に向かって馬を走らせていったので、作者としての第一の役割は果たせたとします。
一話であんな感じに出会っていた奴らがまさか最終話でベッドに転がり込む(笑)とは思いませんでしたが、お子たちはいつだって自由です。別に恋愛しなくても良妻賢母でいればいいやー、って思ってた姫君が、恋愛の可能性(?)に目覚めるのが楽しかったです。
エランの兄弟をたくさん出して、私は書き分けていたつもりなのですが、読者さまは二話が大変でしたね(
同じ結果論で語ってもアストファンが完全悪で、ハティルは悪とも言えない、ってことになりました。片方が目を覚まして片方は目を覚ませるようなレベルのアレじゃないみたいな。アスト兄上の処罰に関しては想像にお任せします。エランが「人を恨むのは疲れる」みたいなことを言ってましたが、恨む時は全力で恨むからなのかもしれません。地獄の苦しみを味わわせる気で色々手配して、そのあとは存在をバッサリ切り捨てると思います。むしろ嫌いになりきれなかった両親の方が、ずっと複雑な思いで引きずるでしょう。
王宮もの。
二度と書きません、はい。生活感やそこに人がたくさんいる感を出しつつ、画面をキャラと文字でいっぱいにしないよう気を付けるのは、かなり骨が折れました。下手すると宮殿の描写で丸一話書けそうなものです。
余談になりますが、この「きみの黒土に沃ぐ赤」連載中に、創作仲間の長谷川さんからところどころ場面・セリフ・人物の雰囲気がそちらのオリジナルウェブ小説
「エマニュエル・サーガ―黄昏の国と救世軍―」
http://ncode.syosetu.com/n8512dl/
(以下ES)に似ているとのご指摘をいただきました。こちらは魔法(神術)アリ戦闘アリ、老若男女の数多くの人物が神々の意思に翻弄されながら激動の時代を生き抜く大長編戦記群像劇です。
なるほど細かく見返してみたところ、確かに似ている箇所がありました。もともと甲は日ごろの生活の至るところから連想>着想などして創作に取り組んでいく節があるので、該当部分の一部は、書いていた当時にリアルタイムでESを追っていたのが影響したのでしょう。他はまったくの偶然で… お互い年代や嗜好が近いからだろうとふんでいます(笑
もしも読者さま方にも二作品の間に類似点があるように感じられたら、そういうわけで、両者の認識と了解の上でのことです。
余談の余談、思い出せるなかで黒赤が他に影響を受けた作品(ブログ記事82もどうぞ):
黎明のアルカナ
暁のヨナ
エマ(森薫)
乙嫁語り
堀さんと宮村くん
侠骨丹心
瑠璃の風に花は流れる
夢見る古都
天上の虹
ROME(BBC/HBOドラマ)
Assassin's Creed
花守の竜の抒情詩
こうして思い返してみると、コンセプトが一番近いのは黎明のアルカナですね。ヒロイン像が一番近いのは暁のヨナでしょうか(外見だけ?)
では、ここまでお読みくださって誠にありがとうございました。
別れの挨拶をするようなアレではないので、いつもの挨拶でお許しください。
またお会いしましょう!




