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ひな月の恋うた

逢瀬の糸 / あか

作者: ひな月雨音

あったかそうな毛糸の赤い手袋が、こんな詩を紡がせてくれました。

ハート型の

天使の矢に

ボクの

赤い糸を結んで


一番最初に輝く

あの星

目掛けて

弓を引くよ


まだ見ぬキミに

届くよう──

ちゃんとキミに

気付いてもらえるように──


ヒュルヒュルヒュルル

飛んでゆき

小指の糸が

ピンと張る


三日月空でニヤケ顔

二人のこれから知っている?

一人と一人が手繰り寄せ


互いの小指が

結ばれる


はじめましてのはずなのに

そんな気

全くしないのは

きっと

魂で繋がっていたからさ


そうか──


だから今まで

独りでいても

寂しいだなんて

思わなかったんだ


10月の夜は

もう寒い──


赤い糸で編んだ

お揃いの手袋で


「さあ、デートを始めよう」


二人はこのあと、どんなデートをしたのでしょう?

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― 新着の感想 ―
[一言] 普段全く詩を読まない私ですが、もっと早く読んでいたかったな、と思いました。 凄く凄く温かくて、甘い感じで…恋がしたくなりました! 私も赤い手袋を持とうかな、と思った今日この頃です。 他の作品…
2017/11/20 21:03 退会済み
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