表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
50/50

18 エピローグ

 チリン。チリン。

 チリン――。

 少女が動くたび、胸で輝く石のペンダントヘッドがチェーンとぶつかり合い、透明な音を立てる。  

 少女は、母から「おまじないよ」と貰ったその青い石のペンダントがお気に入りだった。

 幼稚園のお友達も先生も、「とてもきれいね」とほめてくれたから。

 それに、なんだかとっても優しくて温かい感じがするのだ。

「ねえ、お母さん。このペンダント、どんなおまじないができるの?」

 青い石を右手の指で転がしながら、娘が尋ねる。


 キッチンで夕食のクリーム・シチュー作りに奮闘していた茜は、娘の問いにちょっと考えて、楽しそうにこう答えた。

「素敵な恋が出来るおまじないよ。これでお父さんとお母さんは、恋が実ったのよ」

 母親になってもそうそう性格は変わらないらしく、茜は、小さな娘を相手に『えっへん』と胸を張った。

「恋? おいしい実になるの?」

 娘の美樹が、不思議そうに小首をかしげる。

「そう。とってもおいしい実になるのよ」

「美樹も、食べたいなー」

「そうね。いつか、大きくなったらね」

「うん。絶対食べるんだ!」


 娘の真剣な表情に、茜の口から思わずクスクス笑いが漏れる。

 まだ六歳。

 幼い娘には、ピンと来ないのかもしれない。

 でもいつか、年頃になったとき、このペンダントに願いを込める日がやって来るのだろう。

「さて、美樹ちゃんは、お皿を並べてくれるかなー?」

「はーい」

 ――そしてもし、その力が必要になったときは、きっとあなたを守ってくれる。



 ね、



 お母さん。




 ブライト・ストーン。


 それは、『守りの石』


 愛する者を守る時を待ち、青く静かに輝いている。



   【完】





拙作に、最後までお付き合い下さった皆さま、本当にありがとうございました。


ブライト・ストーンは、私の連載二番目の作品になります。


改訂前が42564文字、この改訂版は165344文字となりました。


キャラクターやエピソードを大分加筆してみましたが、如何だったでしょうか?


ちなみに、作者のお気に入りは黒い御仁です。(笑)


少しでも、楽しんで頂けたなら幸いです。


感想など、お聞かせ頂けたらとても嬉しいです♪


それでは、また次の物語でお会いできる日を願って。


水樹裕


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ