0CLASS 《エピローグ》
《階級》・・・それは、身分をハッキリと分けること。
公爵や男爵。
これらは『華族』と呼ばれる《族級》の中のひとつ。
《族級》とは、字のごとく『種族』の『階級』のことだ。
これらは、強さによって分けられる。
そして、今の時代《族級》に入らず《階級》を持たない者は『死族』や『下人』と同じになる。
彼らは、《烏》と呼ばれ階級にとらわれず、自由に生きる者たち。
そんな身分にこだわる者共の中にも、頂点はいる。
王という選ばれし階級だ。
王の階級には、族級はない。
そこらの族級では程遠い種族。
《神族》に属する。
彼らは、数少ない選ばれし者なのだ。
そういう、階級などは《脳》に刻まれる。
これを、《脳印》・《印》と呼ぶ。
そして、印は受け継がれる。
もっとも、彼らは受け継いだ時点で、《戦場》に借り出されるようなものだ。
彼らは印の力を使い戦う。
《魔法》・《空想武器》・《天災攻撃》などだ。
《素手》という選択肢もあるがな。
しかし、これは、《現実》では使えない。
印もほとんど意味を持たない。
要するに彼らは、《脳内》で戦うのだ。
これらの説明は、この話を“入れる”にあたって知っておきたい最低要素だ。
おっと、“入れる”という表現はまだ君たちには分かり辛いか?要約すると、“読む”ということだ。
ちなみに、私のことは気にしないでくれ。
招待を明かすつもりは“まだ”ないからな。どうしても気になるなら、君も脳に聞けばいい。
そういえば、君にはどんな階級が印されているのだ?とても興味深いが、それはまたの機会にしよう。
では、君にもこの物語を読んでもらおう。
これは、遠い未来の話だ。