ドパガキとドパ本 〜 限界ゲヲタもこれなら読める、だけど閾値を超えたドーパミン摂取は飽きを招くのだ!
私の身内に「限界ゲヲタ」を自称する小学生がおりましてね。
ヤツがまあ、本をほとんど読まない。教科書以外で目にする文字は、動画やゲームのテロップくらいのものなんじゃないですかね? 幼稚園児の頃は『おしりたんてい』とか『でんじゃらすじーさん』とか読んでたのに。退化しとる。
なのに、今年の夏も読書報告の宿題が学校から課されましてね。子どものころヒマすぎて漢和辞典を丸読みしていた書痴の私であればイージー過ぎる課題も、ヤツにとっては難行苦行そのものでございます。
で、ヤツがこう申しました。
「自分はドパガキだから、ドパ本しか読めないんだ。いいドパ本があれば紹介してほしい」
はてな? ドパ本って何やねん?
「ドパ本ってのはね。例をあげると『ざんねんないきもの辞典』や『大ピンチずかん』みたいな本だよ。ページを開くたびにドーパミンがどぱぁってなる本のこと」
あ、なるほどね? 要は「クライマックスで大量のドーパミンどぱぁを浴びるために『起・承・転・結』を折り目正しく追っていくのはタルいから、毎ページ『どぱっ、どぱっ、どぱっ』をこまめに摂取できる本を選んでくれ」ってことかぁ。
「ドパ本」とはヤツの造語なんでしょうか? いずれにせよ、趣旨は理解いたしました。これ、なにげにWeb小説の連載にも応用できそうだな。第1話からドパ展開を毎話ぶっこんで読者さまを釘付けにする。うん、いいかもしれない。
しかしですね、ここでひとつ告白いたしますと。私自身は『ざんねんないきもの辞典』も『大ピンチずかん』も最後まで読み通すことができておりません。なんかね、ページをめくるたびに強めの刺激が絶え間なく襲ってくるじゃないですか。すると、いくら面白くても、途中で「もうええわ」と思う瞬間が来るのですよ。
まだ私が学生だった頃。いろいろと鋭い先輩と一緒にハリウッド系のアクション映画を観たときのことです。私が何か飲み食いしながらボヘーと画面を眺めていると、先輩が耳打ちしてきました。
「なァ、お前。このカーチェイスで飽きたやろ。……またや。お前、今、この爆破シーンで飽きた。お前は刺激が強いシーンが連続すると飽きる癖があるんやな? 確かにエンタメには緩急いうヤツが必須やなァ」
この先輩は妖怪サトリか何かだったんですかね? 私の飽きポイントのすべてを看破しておられましたが……。そうなんです。ずーっと戦闘とかラブシーンばかりではぶっちゃけ飽きるんで! ごはんの場面とか、もふもふとか挟んで味変して欲しい!
ということは、Web小説を連載するときも。基本は毎回ドパ展開にしつつも、ところどころにいい感じの日常回を突っ込んで緩急を付ければ、ドパ好きさんにもドパ飽きさんにも喜んで貰えるのだろうか? だが、配分が難しいぞ、ううむ……。
話を限界ゲヲタの夏読書へと戻します。あれこれ考えた結果、私がオススメしてみたドパ本は、柳田理科雄先生の『もしも桃太郎のおばあさんがマッチョだったら』『もしもへっこき嫁さんのおならがマッハ760だったら』!
おかげさまで、ドパガキを自認する限界ゲヲタも喜んで爆速完読してくれました。理科雄先生、ありがとうございます!
こちらの二冊、科学とギャグとラブの配合が絶妙なので、ドパ飽きさんにも大人の方にもオススメです☆
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
もしもオススメのドパ本がありましたら、感想欄などで教えていただけますと嬉しいです。
ドパ本から広がれ、読書への道!




