表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

電車の窓に映る

作者: 菜の花
掲載日:2025/12/20


揺れる電車の窓を覗く

ゆっくりと流れてゆく景色

知らない街

知らない駅

知らない生活


どれもこれも

知らないはずなのに

どうしてか懐かしく感じた

午後四時半


ガラスの窓に映った自分の顔は

ほんの少しだけ

知らない人のように見えた


このまま降りなければ

どこまででも行けそうだ

遠く遠く

遠いところまで

誰にも見つからないところへ


窓の向こうで陽が落ちてゆく

橙色の夕空

少しずつ滲む藍の色

名前のない今日が終わる

そして

名前のない明日が近づいている

ご覧いただきありがとうございました。


電車の窓に映った私


誰かに届きますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
午後四時半の夕闇の中で、窓には向こう側の景色と自分の顔とが重なり合うように映って。 知らない街がどこか懐かしく、よく知っているはずの自分の顔が知らない人に見える、その何ともいえない気持ちがとても伝わ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ