第三十章8 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】8/4名目の下手人【レベル4】(【女?/あたくし】)01
【芳一】達は次の【下手人】の容疑者の場所にたどり着いた。
【芳一】は、
「お前が、【第22覇王/トゥエンティーセカンド・オーバーロード】を殺害した【下手人】だ。
神妙に縛につけ」
と言った。
それに対して、【下手人】は、
『ふんっ・・・
また来たか・・・
朕に何か様か?』
と言った。
【芳一】に【下手人】と言われた者。
それは、【贄喰威】の序列3位は、背中に【黄金髑髏】3つのタトゥーをした存在である【偉奥皇帝スヴェル・ムォノ】だった。
【悪半神】として【人肉】を食べて居た下種野郎だ。
【芳一】は、
「何が【朕】だ。
お前の中味は喰われている。
がらんどうだ。
人を喰らっていたお前が実は【下手人】に喰われていたとは滑稽だ。
そろそろ中から現れたらどうだ?」
と言った。
【スヴェル・ムォノ】は、
『何を申しておる?』
と首を傾げる。
【芳一】は、
「お前は脳だけ生かされているだけだ。
後は寄生生物に全部喰われている。
お前の中味は既に無い。
一応、【神】を名乗っていただけあって、そんなんでも生きていたとは驚きだよ。
だが、お前の出番は終わりだ。
速やかに、【下手人】に舞台を明け渡せ」
と言った。
【スヴェル・ムォノ】は、
『だから、何を申して・・・』
と言った所で意識が消えた。
【下手人】によって脳も喰われたのだ。
後には薄皮のみが残っている。
それを引き裂いて【スヴェル・ムォノ】の亡骸から女が姿を現す。




