第三十章7 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】7/3名目の下手人【レベル3】(【男?/儂(わし)】)7
以上の説明でも解らなければ、かなり短縮した内容にして【物語】と【反話】の例を挙げよう。
例えば、【忍者の物語】があったとする。
内容だが、
【(01)主人公は忍者の修行をした。
(02)主人公は忍者の修行をした。
(03)主人公は下忍になった。
(04)主人公は町に出た。
(05)主人公は1人の女性に恋をした。
(06)主人公が恋した女性が何者かに攫われた。
(07)主人公は女性を攫った刺客と対決する。
(08)主人公は刺客を倒した。
(09)主人公は女性を捜した。
(10)主人公はラスボスと戦った。
(11)主人公はラスボスを倒した。
(12)主人公は好きになった女性を救出した。
(13)主人公は女性と結婚した。】
と言う事に対する【反話】は、
【(01)主人公は女性と結婚した。
(02)主人公は好きになった女性を救出した。
(03)主人公はラスボスを倒した。
(04)主人公はラスボスと戦った。
(05)主人公は女性を捜した。
(06)主人公は刺客を倒した。
(07)主人公は女性を攫った刺客と対決する。
(08)主人公が恋した女性が何者かに攫われた。
(09)主人公は1人の女性に恋をした。
(10)主人公は町に出た。
(11)主人公は下忍になった。
(12)主人公は忍者の修行をした。
(13)主人公は忍者の修行をした。】
となる。
これにより2つが重なると物語はスタート地点へと戻り、【物語】は無かった事になる。
と言う仕組みである。
また、【芳一】や【パズル】であれば、【物語】を展開させるので、互角のエネルギーなら対消滅となるが、【10番】も
【イチュヴァン】、
【ニィヴァン】、
【スワンヴァン】、
と同様に【反話】を使うので単純に力と力の勝負となる。
【スィワクチャ】は、1時間55分抵抗した所で、
『参った。
降参じゃ。
勝ち目は無いようじゃ。
負けを認めるよ』
と言って捕まった。
【10番】は、
『初めから素直に捕まれば痛い思いをしなくてすむ』
と言った。
【スィワクチャ】は、
『捕まれば痛い目にあうからのぉ。
抵抗したかったんじゃ』
と答えた。
そんな【10番】の【下手人】逮捕の中継は以上となる。




